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2012年11月12日 (月)

11/9 フォーラム「総合支援法における自治体手話通訳者のしごと」

11月9日(金)、石川県金沢市で全通研主催のフォーラム

「総合支援法における自治体手話通訳者のしごと」が開催されました。


これは、全通研の自治体業務・政策研究委員会が企画し、

今年度初めての試みで開催したフォーラムです。

自治体業務・政策研究委員会は,  全通研の政策提言を行うことを目的に2008年に設置され、

市役所や県など自治体で正規職員として働いている委員がどんな仕事をしているかや、

手話通訳者の正規雇用を増やしていくための取組み等を情報発信しています。

メンバーは福島、千葉、東京、石川、兵庫、大阪等、各地に点在しています。

日常業務でも活動でも忙しくしているメンバーがメーリングリストや

全通研事務所を通して、打ち合わせや連絡をとっているのですが、

なかなか十分には打合せができず「大丈夫かなぁ・・・」と一抹の不安を胸にサンダーバードに乗り込みました。

打合せは11時開始。

いざ顔を合わせて話し始めると「え、そうするんだったっけ?」

「○○さんは、遅れるってさっき連絡あったけどどうしよう?」

「あ、それ用意してなかった!今から作る!!」など、波乱万丈の幕開けでしたが、

ここからがこの委員会の素晴らしいところ。

瞬時の判断、応用力、適応力でどんどんと難局を乗り切っていきます。

少々のトラブルなんて柔軟な対応力と気合でトラブルではなくなってしまうんだと、

いつも感じさせられる瞬間です。


そして、このメンバーの波乱万丈さを陰で支えたり見守ったりしてくれる

周囲の人たちの援護が背中を後押ししてくれます。


あっという間に会場の準備が出来上がり、役割分担やパネラーの打合せが進み、

受付を始める時間となりました。



写真は,  どんなときも何事もなかったかのように進行し、

みんなのスケジュールを管理してくれる伊藤事務局長。

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この日もきれいに私たちをまとめていただきました。



 フォーラムは、「手話通訳者採用の経緯と自治体に期待すること」をテーマに

石川県聴覚障害者センター施設長の北野雅子さんから基調講演をしていただき、

そのあと石川県障害保健福祉課長や厚生労働省の情報支援専門官、

自治体政策委員会メンバーの斎藤さん(会津若松市社会福祉課課長)をパネラーとしたパネルディスカッションを行いました。

コーディネーターは委員会メンバーの川根さんです。

石川県での手話通訳者採用に至るまでの運動や、会津若松市の先進的な取り組みに

参加者のみなさんも熱心に聞き入っておられました。

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詳しくはe~会報11月号で掲載する予定なのでお楽しみに!

参加者は70人を超え、質問も多く出され、第1回目のフォーラムは盛況のうちに

無事終了となりました。



「いやぁ、素晴らしいチームワークだったねー」と個性豊かなメンバーは互いを褒め合い、

夜は楽しく交流しました。



 翌日は、今年度の委員会の振り返りと来年度の計画をたてる会議を行いました。

昨日の疲れを感じさせないエネルギッシュな討論で、

現在の情勢分析や来年に向けてどう取り組んでいくか、様々な意見が出されました。


お昼に会議を終了し、「またねー!」とそれぞれに帰路へと向かいました。

私は金沢市内でランチでも!とちょっとおしゃれなレストランで小休止。

ステーキとサラダが見事に組み合わさった一品で、疲れがとれました。

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行政職員であり全通研の活動をバリバリとこなしている先輩メンバーのエネルギーとしなやかさ、面白さを振り返り、

「あんなふうになれたら素敵だなぁ」と改めて感じた2日間でした。

あまり表舞台に出ることの少ない自治体業務政策研究委員会ですが、

少しでもホットな情報を発信していけるように、これからもみんなで頑張ります!



ご協力いただいた石川県のみなさま、ありがとうございました。

                              (文と写真 : 全通研理事 米野規子)                               

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