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2012年9月28日 (金)

「世界手話通訳者協会2012年理事会」

9月12日から18日まで、オーストリアのウィーンで開かれた
世界手話通訳者協会(WASLI)の理事会に、国際部員の長崎さんと
2人で行ってきました。

世界会議が開かれる年は世界会議の前に、
それ以外は毎年世界のどこかで理事会を開いています。

13日と14日に行われた理事会の様子とウィーンの街並みをご紹介します。

12日の11時前に関空を出発し、フィンランドのヘルシンキまで10時間、
乗り換えてウィーンまで2時間半の旅。

30度を超える真夏の大阪から12度のウィーンに。
時差は7時間です。初めてのウィーンは、寒い雨でした。

経費節減と、電車と地下鉄を乗り継ぎましたが、
車内アナウンスが聞き取れない!ドイツ語と英語で言ってるはずなのに…。

駅の看板を確認しながら緊張しまくりでした。
やっと地下鉄の最寄り駅に降りたのですが、何と、出口が見つからないのです!!

プラットホームを往復しても、ない!
エレベータもエスカレータもない駅の長い階段を、
「ほんとうに出られるかしら」と心配しながら、
2人でスーツケースをかかえて上りました。

疲れた~~!ちなみに、電車のドアはすべて手動でした。

1_2

 13日はお昼の12時から会議です。
ホテルの隣にある大衆食堂風のレストランで早めのランチを食べて、
会場まで徒歩で向かいました。

レストランの外見は大衆的だけど、中はシックで落ち着いていて、
地元の人が大勢食べに来て、素敵なひと時でした。

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テレビを見ていたら、手話通訳者が!! 

あっという間に終わってしまったので、
翌日も同じ時間に同じチャンネルを見たのですが、
通訳者は二度と現れませんでした。残念!

 会議会場は、WASLI会長のデブさんが宿泊しているホテルです。
最初は別のところに部屋を借りる予定でしたが、
部屋代のあまりの高さにホテルのレストランの一角を借りて、
一般の人が出入りするところでの会議となりました。

日本でも、打ち合わせ程度ならレストランでやることもありますが、
その日は6時半までそこで会議です。
考えられないですね。

 理事は、3役と8つの地域理事を合わせて12人です。
でも、仕事の都合や経済的な理由で、実際に集まれたのは
デブラ・ラッセル会長(カナダ)、スーザン・エマーソン(オーストラリア、会計)、セルマン・ホティ(コソボ、バルカン地域理事)、と
アジア地域理事の私の4人でした。

イゴール・ボンダレンコ(ウクライナ、ロシアコーカサス地域理事)は
これませんでしたが、インターネットを利用したスカイプで
会議に参加しました。

画像は届いたのですが音声が聞こえず、国際手話での発言になり、
デブとスーザンが英語で通訳してくれました。

3

議題は、役員報告、会計報告、地域報告、メディアの活用、
WASLI7周年、2015年トルコ大会(開催地、大会主催者、テーマ、
基調講演、スケジュール、資金援助、大会資金調達、
各国代表者支援のための資金調達など)等です。

WASLIは公式な所在地がまだ決まっていません。
事務所を持っていないので、世界を網羅する組織の法的な枠組みを
探さなければならないという課題を抱えています。

また、会員拡大も大きな課題です。国会員と個人会員があるのですが、
年会費がなかなか振り込まれないので、会費支払いのお願いを
自動的に連絡するようなシステムにしようという話が出ていました。

2015年の世界会議はトルコで開かれます。
トルコには手話通訳者組織がないので、大会運営をどうするか、
これから問題が出てきそうです。

みなさんもトルコ会議に参加しませんか?

理事会をウィーンで開いたのは、ヨーロッパ手話通訳者フォーラム(efsli)の会議に
参加する理事がいるので、その会議に合わせたわけです。

14日の9時半から総会が開かれたのですが、
私たちは飛び入りで見学できることになりました。

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会場は歴史ある古い建物で、ロビーも重厚な雰囲気でした。
efsliは29カ国が加盟しています。
総会での議決は、色紙を挙げる方式でした。

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総会を途中で抜け出し、理事会の続きを11時から開始しました。
場所は、efsliが午後使うために予約していた部屋の片隅。
みんなが午後の準備をしているところで、
パソコンを膝に乗せての話し合いです。
これも人数が少ないからできるのですね。

でも、ちょっと悲しい。

この日は、次の理事会や毎月のオンライン会議の日程確認と、
世界ろう者連盟(WFD)とWASLIの共同活動について話し合いました。

自然災害委員会を共同で設立したり、国際手話通訳者の報酬についての
調査をしていきます。

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会議の最後に、けいわんについてみんなに聞きました。
カナダでは電話リレー通訳が始まってから急激にけいわんが増えたとか、
オーストラリアでは教育場面の通訳者に
けいわんが出てきたので複数体制にしたとか、
コソボのセルマンは自分自身が今とても痛いとか、
いろんな話が出てきました。通訳者の健康は世界共通の課題ですね。

 ランチも食べずに会議を続け、2時半にようやく終了! お腹、ペコペコ。

デブさんたちはefsliの会議に参加するというので、
私と長崎さんは食料を求めて街に出ました。

会場のすぐ近くにあるトラム(路面電車)の駅に、
おいしそうな屋台を見つけました。ソーセージがいっぱいならんでいます。
もちろん、食べました!
ケチャップとマスタードの両方頼んだら、こんなになってしまいました。

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 少しウィーンの街を歩いてみます。
高いビルがないし、古い建物をそのまま使用しているので、
街の色が茶系でとても落ち着いた感じです。

私たちが泊まったホテルは中心地にあり、便利なところでした。

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観光よりなにより、真っ先に飛び込んだのはドラッグストアー。

ヒートテックにブラウス、カーディガンに合コートを重ねても
寒さに耐えきれず(朝は7度です!)ストッキングを買い、
その日の夕方には2人とも暖かそうなコートを買いました。

1週間前はかなり暑かったようですが…。
それから、翌日の朝食材料の調達。ホテルは素泊まりなので、
スーパーでいろいろ買いこみ、朝食はずっと部屋で食べました。

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ホテルの近くにはオペラ座とシュテファン寺院があります。
寺院はロマネスクとゴシック様式が入り混じった荘厳な建物でした。

週末にはそこの広場でマーケットが開かれていました。
観光馬車もいっぱい止まっています。
古くからの石だたみがそのまま残っているので、
車いすの人は大変だろうなと思いましたが、実際には見かけませんでした。

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ウィーンといえば、ハプスブルグ家です。
マリア・テレジアが建設したシェーンブルン宮殿と
ホーフブルク王宮は絶対行きたいところ。

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シェーンブルンには世界最古の動物園がありますが、
時間がなくて行けませんでした。
王宮にはヨーゼフ1世の妻、エリーザベト皇后の部屋には体操室があり、
体形を保つための運動器具がありました。

美貌を保つための努力はすごいと感心。
ハプスブルグ家が所有する食器類が展示されていました。
民衆の犠牲の上に優雅な生活をしていた王族の生き方と、
すばらしい文化遺産の矛盾にちょっと複雑です。

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18日朝9時前、関空に着陸。

また夏服に着替えて、現実に戻りました。

             (国際部長・WASLIアジア理事 梅本悦子) 

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