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2012年5月17日 (木)

2012年5月16日 自立支援法廃止、総合支援法の徹底審議を求める

5月16日(水)午前10時から参議院議員会館前の公道で、前日に引き続き集会が行われました。昨日は、雨の中での集会後に議員要請行動を行いました。今日は、昨日の雨もすっかりあがって良い天気に恵まれての集会になりました。

10時5分から昨日の250人を大幅に上回る人たちが参加して、集会が始まりました。
今日も手話通訳者として頑張ってくれるのは、関東ブロックの人たちです。関東ブロックから千葉の藤岡さん、埼玉の松澤さんが手話通訳をしてくれました。

聴覚障害者の参加も、関東ろう連事務局の群馬の吉原さん始め、4人の参加がありました。昨日に引き続き、千葉県からの参加もありました。

これまでと同じく、情勢報告、リレートーク、シュプレヒコールがあり、これらの様子は同時にインターネットで中継され、日本各地や世界中に情報が公開されています。
 


先ず、情勢報告がめざす会事務局の多田さんからありました。
「今日で13日目の連続集会となった。顔なじみになった人もいる。また、今日始めて参加した人もいる。みんなで連帯して今日の集会を盛り上げていこう」と呼びかけがありました。
「国会の参議院の動きが全くない。問責決議が可決されている関係で2大臣の退陣がない限り、自民党は一切の会議に応じない。
衆議院は、税の一体改革法案の審議および災害対策の審議が続いている。今週、特別委員会を設置して、集中審議が行われる予定であります。この関係で長時間の審議があり、そのため、小宮山厚労大臣は拘束されることになる。参議院はこれらの状況で、予定がたっていない。
私たちが連続して集会を開催していることで、民主党の一部の議員は誠実に取り組むという姿勢がある。昨日は、鹿児島から青森までの250人の参加者が集まって声をあげた。今日も、昨日を超える人たちがここに参加し、大きな声をあげていくことに意味がある。
また、2時半から基本合意の完全実現をめざす会と訴訟全国弁護団・原告団主催で集会が予定されている。改めて障害者権利条約、基本合意、骨格提言の学習をして、私たちの力にしていく。集会には、薬害、原爆、肝炎、残留孤児のそれぞれの弁護団から基本合意などのことを話してもらうことになっている。しっかり学習して今後に生かそう」
5時までしっかり参加していきましょうとの呼びかけをして情勢報告が終わりました。

続いて、太田さんから挨拶がありました。
「全国の障害者の思いがこの3週間の行動によって、私たちの声を国会議員に伝えることが出来ていると思う。まだ、参議院の審議が始まっていないが、最後まで諦めないで頑張っていきたい。先程、報告があったように午後から集会がある。基本合意の意味をかみしめ、基本合意を守れと言っていく集会だ。多くの人が参加してくれると思います。私たちの運動は、大きな影響を与えている。引き続き頑張っていきたい」

このあと、いつものとおり、それぞれの代表から話がありました。主なものを紹介します。

○JDの福井さん
これまでの集会参加者数は延べで2,850人になる。もの凄いことだと思う。骨格提言は私たちが築いた金字塔である。いろいろ運動があるが当事者の意見を取り入れて運動を先頭に立っておこなっている。私たち側に真実があり正義がある。運動を支えるたくさんの人がいる。

○JD理事・赤平さん
延べ3千人近い人が参加していることは大切なこと。私は、毎年10月末に日比谷公会堂で大きな集会の司会を担当している。そこで思うのは、私たちはブレていないということです。相手は反対にどんどんブレている。「私たちに抜きに私たちのことを決めないで」のもとに決めた基本合意、骨格提言をしっかり守ってほしい。守らなければこの社会は乱れてします。約束は大切なものである。お互いが理解し合った約束は守っていく必要がある。基本はブレていないので諦めないでやっていこう。言い続けることが分かってもらう一歩である。

○やどかりの松田さん
基本合意があった。自立支援法を残したまま新しい法律を作ってはいけない。総合福祉部会で100点満点ではないが、多くの課題を解決して骨格提言をまとめた。
応益負担がなくなったというがどこを見ているのか。日割り制度は改善されていない。障害程度区分は支援を遠ざけていると言わざるを得ない。

○めざす会の薗部さん
3つ大事なことがある。①応益負担は無くなったというのは嘘である。配偶者の問題がある。結婚するなと言っているものだ。②介護保険と統合しないと言っているが嘘である。③金がない者から金取るな。金持ちから金をとれと言いたい。

○JD事務局の荒木さん
総合支援法をしっかりしたものにしてほしい。法律は政治家が作るしかない。命がかかっている法律を簡単に決めて良いのか。恐ろしい話である。障害者の生活を守る法律を作らせていく。

○関東ろう連の吉原さん
群馬から参加した。4回目の参加である。昨日も議員訪問をした。冷たい感じを受けた。私たちの声を無視するなと訴えてきた。最後まで諦めないでみんなで力を合わせて頑張っていこう。骨格提言を守ってほしいと最後まで言い続けましょう。


集会の途中に、社民党の福島党首が駆けつけ応援演説をしてくれました。
「しっかり頑張っていくことを先ず決意表明する。「私たち抜きに私たちのことを決めないで」と進めてきた運動を評価したい。
障がい者制度改革推進会議に関わってきた。権利条約を批准していくためにも総合福祉法を作らなければならない。自立支援法を変えないで改正したようなことでは問題である。税の一体改革の中に障害者のことがたった一行か二行しか書かれていない。差別禁止法も作っていく必要がある。障害者が生きやすい社会にしていくことが必要である。参議院での委員会に、障害者の人を参考人として招致して、当事者の意見を聞いて良い法律を実現させたい。諦めないで頑張っていきましょう。参議院の厚生労働委員会で頑張ります」と約束をしてくれた。

また、日本共産党の田村議員も応援演説をしていただきました。
「きっぱりと総合支援法は廃止すべきである。自立支援法は障害者の人権を踏みにじったものである。党としては改正案を出してきたが目処がたっていない。しかし、参議院では徹底した審議をしていく。そして、当事者を国会に招致して意見を述べてもらうことが必要である。名前を変えれば良いと言うものではない。支援をお金で買えと言うことも間違いである。国会でそのこと正していく。当事者を含む人たちが案を尊重していくことを大事にしていきたい」


その後の行動予定が話されました。
「午後2時半から集会がある。改めて骨格提言の意味を考える。基本合意をしっかりとらえる。そのための集会にぜひ参加してほしい。
 この集会を目処にして、これまで行ってきた午前中の集会はいったん区切りをつけたい。しばらく国会の動きを見守っていく。ただし、状況に変化があればすぐに行動できるようにしてほしい」
 ①地元の国会議員の事務所を訪れて、私たちの声を届けてほしい。
 ②街頭等で私たちの訴えを市民に届けてほしい。理解の和を広げてほしい。
 ③取り組みを継続してほしい。

午前中の報告は、以上です。

(一般社団法人全国手話通訳問題研究会理事 渡辺正夫)

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