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2011年8月 2日 (火)

7/30 『新 日本語-手話辞典』出版記念祝賀会

みなさんは『新 日本語-手話辞典』をもう買いましたか? え? 出版されたことを知らない? じゃあまずそこからお伝えいたしましょう。
全国手話研修センターの日本手話研究所で編集された同辞典が今年6月10日に発行されました。14年前に発行された旧版の改訂になります。収録単語や用例を大幅に増やした充実の一冊です。
値段は23,100円とこれも充実ですが、手話学習者なら買って損はない一冊と言えるでしょう。

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というわけで、7月30日(土)に全国手話研修センターで開催された『新 日本語–手話辞典』出版記念祝賀会に来賓として出席した。正副会長の代役での出席である。出席者は約50名。開始時刻の12時直前の到着になってしまい少し焦ったが、エレベーターで石野全日ろう連理事長と出会ってほっと一息。
石野理事長の開会挨拶に次いで編集者の挨拶。監修・編集者である米川明彦さんによると10年後?に改訂版を出す予定だとか。富田昭治さん(元全通研副運営委員長)の挨拶からは大任を果たした、という雰囲気がうかがえた。出版した(株)中央法規の荘村社長は「現在3千部を普及した。今後1万、さらに2万、3万と部数を伸ばしたい」という力強いことばが。この辞典が3万部売れる社会はすばらしい。全通研も微力ながら協力しないと。

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↑全国手話研修センターの小出常務理事(全通研参与)の閉会挨拶

 

懇談の後で来賓スピーチが回ってくる。開口一番「新辞典で残念なことが一つあります」という。司会(辞典編集者)の高塚氏がびっくりしたところで「全通研、という手話が入っていません」というと無事(?)受けた。「10年後の改訂版にはぜひ収録をお願いしたい」と述べてしめくくる。
その後には、辞典の編集に携わったが今は故人となった西田一さんの奥様への辞典贈呈式があり奥様のスピーチで会場は柔らかい雰囲気に…。
参加者には、全通研からは京都支部の持田さん(支部長)や鳥取支部の国広さん(全通研監事)の顔も見えていた。

 

【本日のひとこと ~西田 倚久子(故・西田一さん(編集者)の奥様)~】
「昭和29年にわが家(西田家)に伊東さん(前全通研運営委員長)や他にも数人が集まって手話を紙に書いては箱に入れていた。今思えばあれは単語のカード化で辞典の編集と同じ作業をしていたのだろう。」
(IT)

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