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2017年2月 7日 (火)

福島支部学習会

1月29日、福島支部主催の「県通研講座」に全通研講師派遣事業で参加させていただきました。
10時開始なので前日に福島入りしました。
夕方に出発したため郡山駅到着は22時前となり、駅周辺も人は少なかったです。
空気はキーンと冷えていましたが、駅前には「welcome to KORIYAMA」のイルミネーションがあり、
ちょっとうれしくなりました。
 
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29日はホテルまで支部役員さんがお迎えに来てくださいました。
車の中で、はじめましてのご挨拶をしていると
「米野さんは、手話奉仕員養成講座の学習教材(DVD)の私たちの家族に出ている方ですか?」
と聞かれました。ひゃー、お恥ずかしい!実は、そうなんです。
でも、あの教材は10年以上前に収録したので私の記憶にはほとんど残ってないのですが、
見てくださっている方にとっては現在のことなんですよね。
ときどき、他の地域の方からも同じ質問をされるのですが、ほんの一瞬しか登場しない私
(たぶん20秒位です)を覚えてくださるなんて、ありがたいのと恥ずかしいのとで不思議な気持ちです。
 
さて、会場に到着するとたくさんの方が来られていました。
なんと参加者87人!ろう者も10人位参加してくださって、会場はみなさんの熱気で包まれていました。
寒い日曜日の朝なのに、そして福島県はとっても広いのに、いろんな地域から参加してくださって本当にありがたいです。
 
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学習会のテーマは「手話言語条例と手話通訳制度」です。
全通研の理念や現在の手話通訳制度とからめて、手話言語条例はどんなものか、
手話通訳制度を支えている手話通訳者の現状などをお話させていただきました。
手話通訳の現場で働いている立場から制度について質問や、ろう者の方からも
今後の活動をどのように進めていくのが良いかなどの質問もあり、熱心にお話を
聞いて下さって本当にうれしかったです。
 
講座が終了し、昼食はご用意いただいた美味しいお弁当を支部役員さんと一緒にいただきました。
支部のみなさんは午後からもグループ討議をされるとのことで、準備をしながら
「どんな討議になるかなぁ。これからの活動につなげていきたいねー」
と打ち合わせをされていました。
 
残念ながら私は時間の関係で午後の部は参加できなかったのですが福島支部のみなさんの
活気と暖かさに、力強いパワーをいただき帰りの新幹線に乗りました。
 
ありがとうございました!
 
(文・写真/全通研理事 米野規子)

2017年1月24日 (火)

中国ブロック「手話通訳制度を考える担当者会議」学習会

1月22日(日)午前に開催される中国ブロックの「手話通訳制度を考える担当者会議」学習会
(会場は岡山市)の講師を依頼された。
調べてみると岡山は近い。西明石から新幹線に乗れば家から会場まで90分かからない。
ちなみに全通研事務所(京都)までは2時間はかかる。
今回の電車のお供は電子ブックの「クライマーズ・ハイ」(横山秀夫)。
といいつつ電車に乗っている時間は1時間もなく少し読んだら岡山に到着である。
家を出るときは雨がぱらついていたが岡山は終日おだやかな晴れだった。
 
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快晴の岡山駅
 
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会場のときめきプラザ
 
 
会場について持参したパソコンとプロジェクターとのコネクター(Macなので特殊形状)を
家に忘れてきたことに気づきあわてて現地でパソコンを借りるはめに。
加齢を感じる瞬間だ。
 
 
学習会のテーマは「「全通研がめざす手話通訳制度」まとめと今後について」ということで、
2年越しの学習運動についての総括と今後の取り組み方針について、午前中 話をする。
特効薬的な即効性のある戦術はまだ提示できない中ではあるが、情勢(政府の動きは
厳しいが地域や団体の取り組みはプラス)を踏まえた取り組みの重要性を説明する。
 
 
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午前の学習会
 
 
 
午後からは午前の話を踏まえて、茶菓を交えながら各支部からの制度化の報告と意見交換会。
鋭い中にも笑いを盛り込みながら、中国ブロックでの制度の着実な前進を感じた1日だった。
 
 
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午後の意見交換会
(文・写真/全通研事務局長 伊藤正)

2016年12月22日 (木)

 藤田保氏の「保健文化賞」の受賞を祝う会」

12月18日(日)、大津市のロイヤルオークホテルのローズオーキッドで、
藤田保氏の「保健文化賞」の受賞を祝う会が開催されました。
全通研を代表して、渡辺が出席しました。
 
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当日は、暖かなそして天気も快晴でとても良い日になりました。
約100人の参加者をもって盛大に開催されました。
 
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藤田保氏は、聴覚障害がある医師として精神保健相談や勤務する病院で聴覚障害者外来の実践、
学生への教育などを行うことで、聴覚障害者の精神保健や福祉の向上に貢献してきました。
その功績が求められ今回の受賞となりました。
 
この保健文化賞は、戦争の傷痕が深く残り、衛生環境が悪化する状況にあった1950年に
我が国の保健衛生向上のために役に立ちたいと考え、保健衛生の分野における立派な業績と、
長年にわたるご苦労に対し感謝と敬意を捧げるために創設されたものです。
 
たくさんの人からお祝いの言葉がありました。
 
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その後、ご本人からお礼の言葉がありました。
 
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藤田氏は「国語の先生にとにかく本を読め」と言われ、そのことを忠実に守ったとのこと。
読んだ本の中に無医村で活躍する医師の話があったそうです。
自分はそのとき、無医村の医師として頑張るんだと思ったそうです。
しかしながら、医師になってすぐに腫瘍のため耳が聞こえなくなってしまい、
無医村のことは諦めざるを得なかったそうです。
耳が聞こえない医師として何か出来ないかと考え、聴覚障害者のために奮闘されたそうです。
 
そのとき感じたことは、「聴覚障害者にとって病院は、無医村と同じだ」ということです。
自分は実際に無医村の医師にはなれなかったが、聴覚障害者にとっての病院を
無医村にしないと心に誓ったそうです。
 
その言葉を聞いて、本当に藤田先生が感じてきて実践されてきたことが
非常に聴覚障害者にとって大切な事をしてこられたのだと感じました。
 
あっという間に2時間半という時間が過ぎてしまいました。
これからも聴覚障害のある医師としてご活躍されることを期待し、会場をあとにしました。
 
 
(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

2016年12月 2日 (金)

第22回 全国中途失聴者・難聴者福祉大会in奈良

11月27日(日)に、第22回 全国中途失聴者・難聴者福祉大会in奈良(まほろば大会)に行ってきました。
 
26日は4つの分科会に分かれて討論、夜は懇親会で交流されたようです。
27日は午前に式典とミニシンポジウム、昼食をはさんで漫画家の里中満智子さんの記念講演があり、
28日は奈良観光が予定されています。私は大会式典に出席してきました。
 
 
急に寒くなった11月最後の日曜日は、あいにくの雨。
寒さに震えながら近鉄奈良駅に降り立ったのですが、雨の中で要員の方が
プラカードを持って道案内をしてくれました。
でも奈良の駅前は、紅葉を楽しむ大勢の観光客でいっぱいでした。
会場の奈良文化会館周辺も、真っ赤や黄色に色づいた木々の葉で彩られていました。
 
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9時40分、時間ぴったりに式典が始まりました。
来賓祝辞、祝電の披露、来賓紹介、大会表彰と進んでいきましたが、
私たちはいつも手話通訳者と話者が映るスクリーンに慣れていますね。
舞台に手話通訳者はいるのですが、字幕だけのスクリーンがとても新鮮でした。
 
 
ミニシンポジウムでは、「中途失聴者・難聴者と聴覚障害者情報提供施設」をテーマに、
小中栄一さん(NPO法人全国聴覚障害者情報提供施設協議会理事長)と新谷友良さん(全難聴理事長)が
佐野昇さん(全難聴事務局長)の司会で意見を述べ合いました。
 
「情提施設」を柱としたシンポジウムは初めての試みということで、それぞれ現状と課題を出し合い、
これから全難聴と情提施設がもっと連携を密に、共同で要望活動をするなどの取り組みもしていこう
という話がされました。
 
会場ロビーでは、かわいい聴導犬訓練生(?)が参加者の胸をキュンキュンさせていました。
 
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雨だったので、奈良公園の鹿は見かけませんでしたが、商店街のアーケードにはしっかり鹿がいました。
 
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(文・写真/国際部長 梅本悦子)

2016年11月30日 (水)

青森支部の「全通研がめざす手話通訳制度」学習会

11月27日(日)午前に開催される青森支部の「全通研がめざす手話通訳制度」学習会の講師を依頼された。
私が住む兵庫から青森は遠い。移動は飛行機が普通だ。
また、移動は午前の学習会なら前日が常道になる。
 
ただ前日の26日は全通研の事務局会議があり、事務局長という立場上抜けることはできない。
事務局会議はいつも午後いっぱいやっている。
「なんとかなるだろう」くらいの軽い気持ちで引き受けたがなかなか両立が難題であることがわかってきた。
伊丹空港発の最終便(悲しいことに18時!)や、新幹線利用で東京泊や仙台泊など
さまざまな方法を検討したが、翌日10時までに会場に到着するためのもっとも合理的で
体にラク(?)な方法として「17時に事務局会議を終えて青森に新幹線で移動」にした。
青森到着は真夜中で翌日は夕方の飛行機で伊丹空港まで帰るという観光なしの弾丸ツアーである。
 
なんかこんなん多いなあ、と思いながら事務局会議の後片付けを心優しいメンバーにお任せして
京都駅17時半過ぎの新幹線に乗り込んだ。
車内で事務局会議の宿題を済ませて京都駅の駅弁を夕食とする。
タブレットで青空文庫の「源頼朝」(吉川英治)を読んでいると東京着。
駅で買ったコーヒーを持ち込んで20時半過ぎの新青森行き最終の新幹線に乗車。
 
頼朝とうたた寝でひたすら時間をつぶして23時半過ぎに新青森着。
心配していた雪は歩道に若干残るくらいで寒さは兵庫と同程度で一安心。
 
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雪はこんなもんでした
 
 
 
なぜかまちはずれに位置する新幹線の駅からタクシーで市街地にあるホテルに向かう。
1時就寝。
翌朝は7時起床。快晴。
ホテルのロビーに「本日は久しぶりにあたたかい日です」と手書きの案内が出ているが
天気予報では「今日は最高気温10度」であり北国を感じる。
 
9時前にチェックアウト。
ブログ用の写真を撮るために徒歩5分の青森港まで海を見に行く。
それほど寒くはない。
 
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早朝の青森の港
 
 
9時半会場着。ごあいさつの後で簡単な打ち合わせ。
午後の予定を聞いてみると「支部の地域班会議がある」とのことなので同席を申し出て了解を得る。
 
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午前中の学習会。質疑応答の時間です。
 
 
本日の学習会は県のろうあ協会の幹部研修会と重ねているとかで
参加者約50名のうちろうあ者は38人(!)。丁寧な説明を心がけることとする。
講演の内容は、全通研の討議資料の説明に尽きるが、全通研からの提案内容だけでなく
「なぜ今提案するのか」「歴史の流れから見た現状」「これからの取り組みにあたり考慮すべき現在の情勢」
などの関連情報について時間を割く。
しかし何分にも持ち時間は80分であり説明の圧縮も少なくなかったと思う(すみません)。
 
 
講演終了後の質疑応答は予想どおり(?)ろう者ばかり。
しかし「社会通念上とは具体的にはなにか」「補助金なのに金額が減っていいのか」
「自治体が採用する手話通訳者が全通研の非会員でもいいのか」など
本質的な質問が多く、内容が伝わっていたことに一安心。
もちろん手話通訳を担当した青森支部のメンバーの卓越した技術あってのことであり感謝である。
 
昼食をはさみ地域班会議。
 
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午後の地域班学習会。赤いセーターが支部長さん
 
 
各班からの現状や課題についての報告と意見交換。
青森支部の会員継続率の高さ(94.70%)と人口比会員率の高さ(人口129万で今年度会員数161)には
素晴らしいものがあるが、その理由は地域班の活動内容と中心人物のエネルギーにあることを確認した。
 
 
会議の最後に意見を求められたのでそのことと共に
「魅力ある組織を作るのは魅力ある構成員。みなさんが全通研という組織を楽しんで
  魅力を発揮してもらえば自然に後輩は魅力を感じて会員は増える」と感想を述べた。
 
 
会議終了後、柔らかい津軽弁で山暮らしの素晴らしさを力説する支部長さんに車で青森空港まで送っていただく。
「月五千円で温泉使い放題。床暖房にも利用可」「山菜取り放題」という魅力と
「虫は多い」という課題の比較検討に心を動かされつつ飛行機に搭乗したのだった。
 
 
(文・写真/全通研事務局長 伊藤 正)

2016年11月 4日 (金)

リーダー養成講座〜リーダーのためのABC〜

2016年10月30日(日)、岡山市きらめきプラザにて
「リーダー養成講座〜リーダーのためのABC〜」を開催しました。
参加者は25名で、静岡、三重、滋賀、兵庫、香川、岡山、鳥取、広島、山口からの参加でした。
 
 
朝9時に準備のため会場に行くと、すでに岡山支部の支部長さんが見えていて、
事務所からの荷物の受け取りや、機材の用意をされていました。
いろいろと気遣いして下さり本当に嬉しかったです。
有難うございました。
 
 
午前は、講義1「全通研のあゆみ」を曽我部理事、
講義2「わたしが学んだ人権 ろうあ者が教えてくれたこと」を加藤理事が行いました。
午後は講義3「運動するということ」を渡辺会長が行い、その後グループワークをしました。
 
 
 
曽我部理事の「全通研のあゆみ」は、クイズ形式で、全通研のシンボルマークの由来から始まって、
全通研の前史、ろうあ運動の始まりから全通研活動のこれまで、運動を支えた会員の推移、
組織の各部局の仕事、全通研のこれから(長期ビジョン)を、わかりやすく話されました。
 
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加藤理事の話は、現場で関わった聴覚障害者の暮らしから人権をどう考えるかというものでした。
その話から、人権とは何か、人が生まれながらにして持っている人間らしく生きる権利というが、
それはどういうことなのか、それは、「安心がない、選び取る自由がないこと」なのではないか、
それに従ってみると聴覚障害者の暮らしの中の人権を守るためにしているはずの支援が、
本当に聞こえない人の人権を尊重していることになるのか、子どもの権利条約に謳われている権利が、
聴覚障害のある子どもたちにとっても、聞こえる子どもと同じに尊重されているのか、
相変わらず一生懸命に努力して、可愛がられる者になるということが求められているのではないかと、
悩み、迷い、それでも聞こえない人の暮らしに学び、共に歩もうとする一人の全通研会員の姿を見ることができました。
 
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渡辺会長の話は、「私と手話」というテーマを持って、運動することの意味を、
手話との出会いによって出会った人たちから学んだこと、
教育現場で培った「実践を通してしか学べない、多くを求めない、
現場から、当事者から学ぶ」人育ての極意、会長としてこれからの全通研をどうしていくか、
自分を変え、社会を変え、共に論議し活動してくことで全通研を発展させていきましょうと、
熱意を持って話されました。
 
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グループワークでは、「私にとっての全通研活動」というテーマで、
日頃、それぞれが全通研活動をやっていて感じている、良いこと、気になることを出し合って、
私たちの活動について振り返りました。みんな熱心に話し合っていました。
 
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発表では、どのグループからも「仲間・学ぶ・成長」というキーワードが出ていました。
まとめとして、小山組織部長からは、その思いをエネルギーにして活動し、
周りの人に全通研を語って欲しい、渡辺会長からは、学ぶ自分が、どうかかわっていくかが大切、
深く関われば深く学べる、いろいろな人と関わって議論していくことで、価値観が変わっていくとの話がありました。
 
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本当にその通りだと思います。
参加した皆さんが、何かしら持ち帰ってくだされば嬉しいです。お疲れさまでした。
あわせて組織部会を開きました。この二日間は、とても有意義な時間でした。
本当にどうも有り難うございました。
 
 
 
(文・写真/組織部理事 窪田麗子 )

2016年10月24日 (月)

フォーラム「障害者差別解消法と自治体手話通訳者のしごと」

10月21日(金)兵庫県明石市において、
フォーラム「障害者差別解消法と自治体手話通訳者のしごと」が開催されました。
今年で5回目を迎えたこのフォーラム。
 
会場の明石市生涯学習センター(アスピア明石)には、北は秋田県、南は沖縄県から(すごい!)、
自治体の設置通訳者の他、聴覚障害関連施策担当職員、そしてフォーラムに関心を持った方々
総勢200名(スタッフ含む)が集まりました。
参加者数は過去最高となり、フォーラムへの関心の高さが伺えました。
(「200名」という数字にはスタッフもびっくり!!)
 
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フォーラムは、伊藤正全通研事務局長の挨拶で開会。
基調講演は、泉房穂(いずみ ふさほ)明石市長による
「明石市における聴覚障害者施策の現状と課題」。
なんと、泉市長持ち時間15分の全てを自ら手話付きで「熱く」語られました。
 
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次に「手話言語コミュニケーション条例と障害者配慮条例の取組み」(福祉総務課 山田係長)、
「雇用された手話通訳者の業務」(同課 米野係長〔全通研理事〕)と続き、
家根谷敦子(やねたに あつこ ろう者)明石市議会議員からは、
「議員活動におけるコミュニケーション保障について」と、コミュニケーション条例成立以後の
議会及び市役所庁内の変化について実体験からの貴重なお話が伺えました。
 
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全通研 伊藤事務局長(急きょ、近藤副会長のピンチヒッターとしてお疲れ様でした。)からは、
「めざす手話通訳制度のあり方について」として、京都で始まった自治体の手話通訳雇用から、
現在検討中の「手話通訳者の国家資格化」について等、幅広く説明がありました。
 
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厚労省の引間愛情報・意思疎通支援係長からは「今後の障害者福祉の動向」について、
意思疎通支援事業を中心に行政説明がありました。
 
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今回のフォーラムで印象的だったのは、泉市長の「あたりまえの社会をつくるのは、行政の責任」
「福祉の充実を、まちの発展につなげる」という行政トップとしての一貫した考え方が、
一般職員にしっかり浸透しているということでした。
そして、「できることを見つけて実際に始める」というもう一つの市長の言葉も印象的でした。
泉市長をはじめ、たくさんの明石市職員の方々の多大なるバックアップによって、
本当に充実したフォーラムとなったと思います。委員一同、本当に感謝!感謝!であります。
 
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フォーラムは来年も開催予定です
(開催地は・・・決まり次第お伝えしますね~)
 
 
(本文/全通研 自治体業務・政策研究委員会 渡部芳博)
(写真/全通研 自治体業務・政策研究委員会 川根紀夫)

アジア手話通訳者会議inシンガポール

今年もアジア手話通訳者会議が開催されました。
毎年、世界ろう連盟(WFD)アジア地域事務局代表者会議(以下、WFDアジア会議)に
合わせて開いています。
 
全通研は世界手話通訳者協会(WASLI)アジア地域理事なので、WASLIアジア手話通訳者会議
(以下、アジア手話通訳者会議)は主催者の立場で、事前準備から当日の進行・記録まで担っています。
そのアジア地域理事としての活動を全通研がバックアップしているということで、
梅本国際部長、内田国際部員、奥田国際部員の3人が出席してきました。
 
2016年10月10日(月)~13日(木)にシンガポールで開かれた会議の様子を報告します。
 
 
 
【第28回WFDアジア会議と第7回アジア手話通訳者会議】
 
WFDアジア代表者会議と並行して通訳者会議が開かれますので、
開閉会式やパーティーなどでは会議代表者として挨拶や報告を行います。
 
9日夜中に関空を出発し、6時間少しの飛行でシンガポール・チャンギ国際空港に到着しました。
時差は1時間ですので、早朝5時過ぎです。
まさかこんな時間に迎えの人は来ていないだろうと思いながらもきょろきょろしたのですが、
やはり見当たらない。チャンギ空港はとても広くて到着ロビーも3つあります。
ここを動いたらかえって行き違ってしまうと思い、スーツケースにもたれながら待っていると、
目の前にWFDのロゴを印刷した紙を持って通り過ぎる人が!朝早くから空港に迎えに来てくれた
シンガポールろう協の人に感謝しながら、会場であるYWCAフォート・キャニング・ロッジに行きました。
知っている数少ない国際手話とジェスチャーを駆使して、「朝早くからありがとう」「大変でしょう」など
コミュニケーションをとりました。
 
 
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(YWCAホテル)
 
 
10日の夜は、歓迎のカクテル・パーティーです。
シンガポールろう協のヤンミンさんの
「交流がメインですから、スーツとか着なくていいですよ。気楽な服装でどうぞ」
という言葉に、みんなリラックスして各テーブルでおしゃべりに花が咲きました。
 
 
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(参加国の国旗が準備されていた)
 
 
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(インドネシアの通訳者と)
 
 
11日から会議開始です。
定刻の9時を少し過ぎて開会式が始まりました。
WFDアジア代表者会議、WFDアジアユース、WASLIアジア各代表からの挨拶と写真撮影がありました。
いつもは閉会式で国別や組織別に写真を撮るのですが、確かに時間がかかることもあり、
最初に撮るのもありかなと思いました。でも、開会式に出席できない通訳者がいて、結局
最後にも記念写真を撮りました。
 
 
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(各国の手話通訳者たち)
 
 
10時半から会議本番です。
ここでもシンガポールろう協は小さな国旗を準備してくれていました。まず自己紹介です。
参加国は、韓国、タイ、バングラデシュ、インド、マカオ、マレーシア、イラン、フィリピン、
インドネシア、ベトナム、台湾、香港、シンガポール、カンボジアと日本の15カ国で、
国代表とオブザーバーで35人くらいの参加です。過去最高です!
 
イランとバングラデシュは初参加。アジア手話通訳者会議を継続して開催している成果の1つと思います。
そして、WASLI会長のデブラ・ラッセルさんがずっと参加してくれ、アジア各国の現状を
聞き取ってくれたことはとてもうれしいことでした。
議長にフィリピンのジョンさん、議事録の記録者にシンガポールのクローディンさんとチャンさんを選出しました。
9月に行われたWASLI理事会の報告、前回のマカオ会議議事録の確認に続いて、
年に数回アップデートしている「アジア手話通訳者状況アンケート」の内容の追加修正や、
自国の最新トピックスを出し合いました。
 
 
韓国は1,320人の通訳者がいて、高等教育の遠隔リレーサービスもしている。
韓国手話法が成立した。今年は指導者の資格認定制度を作ると報告。
インドでは22の手話言語があることや通訳者研修の新コースが始まったことが話されました。
マカオからはテレビ通訳で、これまで朝の10分間ニュースだけだったのが10月から夜の2時間ニュースに手話通訳がついたことが話されました。
台湾は通訳者が400人で、養成も全国的に行われていること、
ベトナムからは教育関係やテレビ通訳などしているが、ボランティアとして見られていることなど報告がありました。
タイからは、まだ認定制度はないが2年前から通訳謝金が出ていると報告がありました。
初参加のイランからは、通訳者は100人以上いるが、活動しているのは30人くらい。
音声言語は多くの方言があり、手話にも影響していること。
学校で手話が禁止されていることなどの話がありました。
バングラデシュからは、ろう者と手話通訳者の協働の課題を初めさまざまな課題を抱えている。
問題解決のためWASLIの力を借りたいという報告でした。
いくつかの国から、国連障害者権利条約が成立し、政府・行政からの手話に対する見方が変わってきたという話が出ました。しかし、手話通訳に対する理解がまだまだ不足していること、職業として成り立たないこと、指導者の養成などの課題も出されました。
 
 
会議の他、プレゼンテーションもありました。
日本手話通訳士協会の三澤さんは「日本の手話通訳者養成カリキュラム」をテーマに、
WASLIのデブラ会長は「ろう者と通訳者の協働」について、
そしてフィリピンのジョンさんとナティさんからは「フィリピンの手話通訳:活動と課題」を
テーマに発表があり、みんなで学習をしました。
 
今回、支援した国はカンボジアです。
まだ手話通訳者組織がなく、設立するために準備を進めているところです。
会員のみなさんの会費から支援しました。
 
 
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この会議では、3つの会議が並行して開催されています。
WFDアジア事務局代表者会議、WFDアジアユース会議、そしてWASLIアジア手話通訳者会議です。
いつもは、閉会式で各会議報告があるのでその心づもりはしていたのですが、
12日に突然「今日の午後4時から報告会をするから準備するように」と言われました。
突然の変更は想定内ですが、12日夜に原稿を準備しようと思っていたので大慌て!
原稿にまとめたのはいいのですが、通訳がいない。
 
 
私は国際手話ができないので、いつも全日本ろうあ連盟のメンバーにお願いしていました。
今回は無理ということで、韓国の手話通訳者のリディア・コーさんに急きょ国際手話通訳をお願いしました。
彼女はとても真面目で、私が読み上げる英語を聞いて国際手話通訳の練習を一生懸命してくれました。
 
 
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(マレーシアのろう通訳者に教えてもらい練習中)
 
 
【シンガポール博物館と戦争の歴史】
10日早朝にホテルについたのですが、チェックインは午後2時からと断られました。
6時間もロビーで座っていることもできず、ちょうどデブラ会長も到着したので、
同行した内田国際部員と3人で近くを散歩することにしました。
シンガポールはとても暑くて湿度も高く、5分も歩けば汗びっしょりになります。
その代わり、かわいい南国の花がたくさん咲いていました。
 
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 坂を少し下ったところにある、シンガポール博物館に行きました。
シンガポールの歴史が展示されているのですが、太平洋戦争で日本軍がマレー半島に侵略してきたこと、子どもたちへの日本語教育などが展示されていました。
私たちに直接の責任はありませんが、未来を考えるとき過去をきちんと学び、悲しい歴史を2度と繰り返さないと胸に刻むことの大切さを感じました。
 
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【ツアー観光】
 シンガポールろう協が企画してくれたナイトツアーに参加し、各国の通訳者やろう者と交流しました。
黒川紀章氏がデザインした巨大観覧車と、近未来をテーマにした大型植物園として有名なガーデンズ・バイ・ザ・ベイでの巨木をイメージしたスーパーツリーのライトアップと、音楽に合わせて光の色が変化するナイトショーを見て、マリーナ・ベイ・サンズを「通り抜け」ました!見ただけでしたが、どれもほんとうに「巨大」でした。
 
 
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(巨木のツリー)
 
 
 
【閉会式】
 3日間のお礼と会議の成果を発表し、再会を願って参加者全員で記念写真を撮り、閉会しました。
 
 
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(閉会式での報告)              
 
 
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(参加者全員で)
 
 
(本文/全通研国際部長 梅本悦子)

2016年10月17日 (月)

2016年度支部長会議

10月9日(日)~10日(月・祝)、京都市の全国手話研修センターで
2016年度支部長会議を開催しました。
この会議は、5月の代議員会で議決された方針の実践と徹底を図り、
必要な方針の具体化を図ることを目的に毎年10月に開いています。
 
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はじめに、渡辺会長から「会員とともに歩む全通研でありたい」
「私たちの活動を多くの人に伝え、広げていこう」とのあいさつがありました。
 
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引き続き、伊藤事務局長から今年度の中間総括と下半期にむけて
全通研の事業をどう進めていくか説明をしました。
 
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今年の支部長会議は、現在の社会情勢を知った上で「地域の制度や取り組み」
「組織拡大と後進人材育成」「手話通訳者の身分保障や働き方」
「学習・事業活動」の4つの運動課題について議論するようにしました。
 
まず、立命館大学の峰島厚教授に「安倍内閣の社会保障施策の動向と障害福祉の課題」
という演題で現在の社会情勢についての講演をいただきました。
現在の社会保障施策や障害福祉の方向を踏まえながら私たちの運動はどうあるべきか
詳細かつわかりやすく話してくれました。
 
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その後、事前に行った支部アンケートの結果等について近藤副会長から報告がありました。
 
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報告を受け、1日目は全体で、2日目は4つのグループに分かれて運動課題について
討議を行い、活発な議論が展開されました。
 
 
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グループ討議後、討議内容についての報告と伊藤事務局長からのまとめがありました。
 
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各グループ討議の報告を行う執行理事
 
 
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その後、昨年度実施した「雇用された手話通訳者の労働と健康についての実態調査」について
伊藤健康対策部長から報告がありました。全国調査の結果とそれから見えた課題、そして調査を
受けた全通研の今後の取り組みについて話しました。
 
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この2日間で話し合われた内容が各地の支部活動につながるとともに、私たちの活動を多くの人に広めていきましょう。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
 
(文責:全通研理事 髙田浩次)
(写真撮影:全通研事務所)

2016年9月30日 (金)

相模原事件を考える緊急ディスカッション

今日は、JDの相模原事件を考える緊急ディスカッションに参加しました。
まずは、国会議事堂前駅から。よく考えるとすごい名前の駅ですね。

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それから、会場の参議院議員会館前を目指しました。
敷地内はダメだけど、一歩出た道路からなら写真を撮ることができました。
 

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わたしは、スタッフ参加なので、集合は、12時15分。しばし待機です。写真も撮れません。
 
会場設営が終わるといよいよ開場です。
 
今回のディスカッションは、180人の定員のところ、275人もの申し込みがありました。
渡辺会長も見えていました。せっかくなので、パチリ。
 
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はじめに、事件で亡くなった方々への黙祷。
JD代表の藤井氏のあいさつがあり、その後、当事者などから発言がありました。
  
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指定発言や会場からの発言を受け、最後に藤井代表が、
「今回の事件は、日本社会の投影であり、縮図である。
私たちの障害者運動が無力であったことの敗北感を覚える。
19名が殺害された。そして、匿名報道という社会からの黙殺という二重の殺害が起きた。
この匿名報道は、家族の希望という話もあるが、それは、社会がそうさせたと言える。
優生思想が取上げられているが、私たちには、障害者の権利条約を受けて、
内なる差別、排他的な差別と闘っていかなければならない。
今日は、きっかけ。今後、このディスカッションは継続していきたい」
とまとめられました。
 
このディスカッションに参加をして、色々な人が傷つき、考え、活動をしていることを知りました。
これからもこのような機会があれば参加し、全通研にも発信していきたいと思いました。

(文/写真:佐々木良子理事)

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