日本障害者協議会(JD)学習会

11月2日(土)、13時から1645分まで、議員会館裏の星稜会館ホールで

日本障害者協議会(JD)主催の学習会が開催されました。

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「憲法・障害者権利条約とともに~深刻な実態をわかりやすく!課題の中から新たな方向を~」を

テーマに、公益財団法人ウェスレー財団の支援を受けて開催されました。

秋晴れの良い天候に恵まれ、定員いっぱいの300人ほどの参加がありました。

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司会は、野際さんと木太さんの2人の日本障害者協議会理事が務めました。

最初に開会挨拶として、石渡和実氏(日本障害者協議会/JD理事)からありました。

そして、来賓挨拶として、唯藤節子氏(全日本ろうあ連盟理事)から他の障害者とともに

連携していくことが大切との挨拶がありました。

 

次に映像メッセージとして、ドン・マッケイ氏(国連障害者権利条約特別委員会 元議長)から

メッセージがありました。

続いて、全通研学校でも講師をお願いしたことのある薗部英夫氏(日本障害者協議会/JD副代表)から

「権利条約をめぐる最新情報」と題してミニ講演がありました。

障害者権利条約締約国は2年以内に国連の権利委員会に報告義務があります。

日本は国の報告とともに日本障害フォーラムでパラレルレポートを2年間かけて作成しました。

そして、20193月にスイスの欧州国連本部で行われたノルウェーの審査傍聴に参加しました。

全通研から佐々木理事がメンバーの一人として参加しました。

日本は、2020年の夏に審査が行われる予定で、事前質問事項が出されています。

そのための資料づくりを今後していかなければいけないと報告がありました。

そして、最後に歌が披露されました。

「私たちが望んでいるのは 平和な暮らしです

子ども 女性も 障害者も

ふつうに生きたい

だれもが等しく こころゆたかに生きられる

すべての人の社会を つくってゆきたい」

 

続いて、ノンフィクション作家の柳田邦男氏から記念講演がありました。

「憲法と障害者~ノンフィクション作家の心と筆を通して~」のテーマで

ハンセン病、旧優生保護法、相模原障害者殺傷事件、水俣病、ナチス「T4作戦」など

事例を取り上げて話されました。

これらの話の中で人間の真実には相反する2面性がある。

それは、魔性VS良心、倫理観であると話されたことが特に印象に残りました。

偏見・差別のない社会をつくるために、

①歴史の教訓を伝承する

②保育・教育の180度転換

③障害者、家族、支援者の手記の社会的共有

④小中高校においての憲法の学びを必修に

をあげて話されました。

 

 

15分の休憩後に第2部が始まりました。

「深刻な実態と憲法と権利条約への期待」のテーマの元に5人から発言がありました。

 

コーディネーター 藤井克徳氏(JD代表)と増田一世氏(JD常務理事)が務めました。

冒頭に藤井氏から、本日のテーマは2つ。

①現状、実態を知り合う

②当面できることは何か、そして何をすべきかを考えることである

と提示されました。

 

トップバッターは木村英子氏(参議院議員)です。

2番目は佐藤路子氏(優生保護法被害者訴訟原告家族)です。

3番目は島本禎子氏(あおば福祉会副理事長)です。

4番目は篠原三恵子氏(筋痛性脳脊髄炎の会理事長)です。

そして5番目は唯藤節子氏(全日本ろうあ連盟理事)でした。

 

唯藤氏の話された内容の一部を紹介します。

手話言語の5つの権利を訴え手話言語法制定の運動を進めていること。

情報提供者である手話通訳者の育成が必要であること。

手話が言語であるということがまだ認められていない現状を何とかしたい。

そのためにも他の障害者とも連携していくことが大事であると訴えていました。

今後何をすべきかという質問に対して、

①手話言語法の法制定をめざす

②小中学校などの教育の中に手話を

③職業選択の幅を広げる

④手話通訳者の身分保障

をあげていました。

 

フロアーからの発言としてお二人の発言がありました。

そして、アピール文が参加者一同の賛成で宣言されました。

最後の閉会挨拶として増田一世氏(JD常務理事)から挨拶があり、解散しました。

 

私は今回、全日本ろうあ連盟の唯藤氏が、「手話通訳者の身分保障」のことを取り上げてくれたことを嬉しく思いました。

今後も車の両輪として、聴覚障害者の福祉向上と手話通訳者の身分保障をめざして

互いに協力しながら運動を進めていかなければならないと強く思いました。

そして、憲法・障害者権利条約などをしっかり見つめ考えていくこと、

そして他の障害から学び、その支援をしていくことの大切さを教えていただきました。

ありがとうございました。

 

(文・写真/全通研理事 渡辺正夫)

 

2019年10月29日 (火)

日本障害フォーラム(JDF)学習会

1023日(水)、12時から14時半まで、参議院議員会館の1階講堂で

日本障害フォーラム(JDF)学習会が開催されました。

当日は、秋晴れの良い天候に恵まれ、100人を超える参加者がありました。

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テーマは、「旧優生保護法に関わる支援の到達点と課題~当事者の声と関係団体の取り組み~」で

司会は、原田氏(日本障害フォーラム事務局)が務めました。

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最初に主催者挨拶として久松三二氏(日本障害フォーラム幹事会議長)から挨拶がありました。

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先輩である中西喜久司氏が訴えていたナチス・ドイツの優生思想の書籍を取り上げ、

そのことを正しく評価してこなかったことなどの本人自身の反省が述べられました。

優生保護法の問題は過去のものではなく、現在、未来の問題であると受け止めなければならない

ことを本学習会で学んでほしいと話がありました。

 

来賓挨拶として国会議員からお話がありました。

続いて、特別参加として国際障害同盟のクック氏から挨拶がありました。

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次に基調報告として藤井克徳氏(日本障害フォーラム副代表)からお話がありました。

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「一時金支給法の評価と当面の課題~解決になお遠い優生保護法被害問題、法律の改正と裁判での勝利をめざして~」の表題そのままに未解決問題であることが最初に述べられました。

 

また、一時金の法律の評価として、真の人権と尊厳の回復に繋がっているか、

被害者に一時金そのものと内容がどこまで浸透しているか、

社会に蔓延する優生思想や障害者差別の払拭にどう効力を持つか、

障害関連施策の好転にどう繋がるかなどをあげていました。

これらを考えるとマイナスの評価でしかないと述べておりました。

 

今後は、これらの問題を調査ではなく検証することを明確にさせ、裁判に勝訴していくこと。

そして、この問題を決して繰り返してはならないことが大事であると訴えていました。

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次に経過報告として新里宏二氏(弁護士/全国優生保護法被害弁護団共同代表)からお話がありました。

 

旧優生保護法をめぐり1997年から被害を訴え続けた仙台の方をはじめ、今では、全国7地裁、原告20人が裁判に訴えている。

仙台地裁は、違憲であるとしながらも、20年の経過により権利が消滅する排斥期間の適用を認めて請求を棄却した。

 

2001年5月のハンセン病訴訟熊本裁判判決においても、優生手術について

「優生手術を受けることを夫婦舎入居の用件としていた療養所があったが、これなどは事実上優生手術を強制する非人道的な取り扱いと言うほかない」と

優生手術の人権侵害性を厳しく指摘していることを述べていました。

今後、10月25日に東京地裁、来年1月20日に仙台高裁が行われるので絶大なる支援をお願いしたいと訴えていました。

 

各地の当事者の声として4人の方々からの訴えがありました。

司会は、藤木和子弁護士が務めました。

 

そして、支援者の取り組みとして、鴫原宏一朗氏(東北大学法学部・強制不妊訴訟不当判決にともに立ち向かうプロジェクト代表)から絶対に許されない裁判であると怒りを表明すると共に署名などの訴えがありました。

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そして、障害者団体の取り組みとして3つの団体からお話がありました。

最初に、吉野幸代氏(全日本ろうあ連盟理事)からでした。

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全日本ろうあ連盟は、旧優生保護法の調査を行い、192件の手術などの事実が判明しました。

周りからの誤った情報により本人が自己決定できず手術を受けたり、

ろう学校の一部の教育者や保護者が聞こえない夫婦の出産や子育てを禁止したりするなど

優生思想と言える考え方が常態化していたなどが考えられると訴えていました。

 

これらの背景として考えられることは、意思疎通がはかれず、意味が分からないまま、

分かったふりをして同意しているかのように、不妊手術を強制させられたというケースが

ほとんどであったとのお話がありました。

 

現在、聴覚障害者の訴訟は、兵庫2組、大阪、静岡であり、支援の輪が広がっている

との訴えがありました。

 

 

吉野氏に続いて、増田一世氏(日本障害者協議会常務理事)、

白井誠一朗氏(DPI日本会議事務局次長)から、

それぞれの団体の取り組みが話されました。

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最後に、質疑応答としてフロアーから3人の訴えがありました。

そして、まとめとして、新里宏二氏から、これから年をまたいで裁判が行われる。

支援者の取り組みで発表があったが、若い人がこの裁判に怒りを感じ、共感して運動に繋がっていると話されました。

 

藤井克徳氏からは、この問題は何ら解決をしていない。

しかし、運動を盛り上げていくことが大切である。

裁判に影響を与えるのは、みんなが集まり声をあげることであると訴えました。

 

私は、旧優生保護法の問題の本質は、人権と尊厳の回復にあると考えています。

謝罪と補償が明確にされていない現状を変えるためにも、今後の裁判をみんなで参加する、

もしくは注目することなどを通して支援していくことが大切であると感じました。

 

(文・写真/全通研会長 渡辺 正夫)

2019年10月17日 (木)

手話を広める知事の会

1015日(火)、衆議院第一議員会館で3つの催しが開催されました。

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はじめに、台風19号の死者や被害に対して黙祷が行われました。

亡くなった方およびその家族に対して哀悼の意を表すると共に

被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

そして、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。

 

一つ目は、鳥取、徳島両県の聴覚障がい者支援団体間の

「災害時におけるきこえない・きこえにくい人の支援連携協定」締結式です。

2会議室において、945分から1025分まで行われました。

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これは、自然災害をはじめとする危機事象が発生した際に、

手話通訳者の派遣等による「きこえない・きこえにくい人」の支援を行うことを目的としてはじめるもので、

その締結式が行われたのです。

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協定を締結した団体は、公益社団法人鳥取県聴覚障害者協会、社会福祉法人徳島県社会福祉事業団、

特定非営利活動法人徳島県聴覚障害者福祉協会の3団体でした。

その立会人として、平井伸治鳥取県知事、飯泉嘉門徳島県知事のお二人が締結を見守りました。

 

この締結に当たり、平成163月に「鳥取県と徳島県との危機事象発生時相互応援協定」を締結していることを踏まえて、

今回のきこえない・きこえにくい人たちへの情報保障を提供するものです。

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両県の知事は、この仕組みを全国に広めていきたいと決意を述べておりました。

 

二つ目は、令和元年度手話を広める知事の会総会です。

大会議室にて、1030分から12時まで、連盟加盟の団体の参加もあり、大勢の参加者の元に開催されました。

平井伸治会長(鳥取県知事)の挨拶に始まりました。

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全国知事会の会長であります飯泉嘉門氏(徳島県知事)より挨拶がありました。

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続いて来賓の挨拶として、日本財団の前田晃専務理事、全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長、全国手話言語市区長会会長の星野光弘(富士見市長)より挨拶がありました。

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大勢の国会議員の挨拶もありました。

国会議員の皆様もご自分で手話表現される方も多く見られました。

議事進行は小岩正貴副会長(長野県副理事)が担当しました。

事業報告、事業計画、役員体制が滞りなく議決されました。

 

平井伸治会長から、緊急提案として、手話を広める知事の会として、

全日本ろうあ連盟及び被災地の都道府県の聴覚障害者協会と一緒に協働して取り組む、

「台風19号の被災地の避難所への手話手話通訳者・要約筆記者等の派遣について」の緊急提案が出され、

これも満場一致で議決されました。

 

このあと、筑波技術大学の大杉豊教授の「手話言語を学ぶ」と題してのミニ講演がありました。

参加の都道府県の知事(代理を含む)と来賓の方々による記念撮影をして無事に総会を終えました。

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三つ目は、全日本ろうあ連盟主催で、手話言語の認知と手話言語法早期制定を求めるフォーラムが、

同じ大会議室で1時から445分まで行われました。

主催者挨拶として、全日本ろうあ連盟の長谷川芳弘副理事長から映画とデフリンピックのことの挨拶がありました。

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続いて来賓挨拶がありました。最初に、日本障害フォーラム副代表の藤井克徳氏、障害者権利条約推進議員連盟事務局長で衆議院議員の笹川博義氏、障がい者スポーツ・パラリンピック推進議員連盟及びデフリンピック支援ワーキングチーム事務局次長で衆議院議員の牧島かれん氏、そして、日本財団ソーシャルイノベーション本部公益事業部長の石井靖乃氏からそれぞれ挨拶がありました。

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そして、4つの団体から報告がありました。

(1)特別報告「鳥取県の取り組み」鳥取県知事 平井伸治氏

(2)「連盟の取り組み」全日本ろうあ連盟理事長 石野富志三郎氏

(3)「全国手話言語市区長会の取り組み」会長富士見市長 星野光弘氏

(4)「手話言語条例と手話通訳制度について」全通研会長 渡辺正夫氏

 

私は短い時間の中、①全通研の紹介、②健康問題、③正規職員化の3つについて説明させていただきました。

また、パンフレットとろう者の権利が特集された研究誌146号も合わせて紹介させてもらいました。

知事の会にも配布させていただきました。

休憩を挟み、「ろう児の言語獲得について」をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。

 

パネリストは、中澤操氏(秋田県立リハビリティション・精神医療センター副院長)、

武居渡氏(金沢大学人間社会研究域学校教育系教授)、河﨑佳子氏(神戸大学国際人間科学部教授)、

大杉豊氏(筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター教授)の4氏でした。

そして、コーディネーターは久松三二氏(全日本ろうあ連盟事務局長)が務めました。

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それぞれの専門分野について分かりやすい説明がありました。

特に、大杉豊氏から「言葉のシャワーを浴びて聞こえる子どもは育つ。

それと同じように聞こえない子どもが手話言語のシャワーを浴びる環境をどう作り出すか」

が課題であると話されたことがとても印象に残りました。

 

指定発言として、全日本ろうあ連盟の小中栄一副理事長から発言がありました。

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そして、神奈川県福祉子どもみらい局の香川智佳子局長と

一般社団法人神奈川聴覚障害者連盟の井上良貞副理事長の2人により宣言が読み上げられました。

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最後に、日本手話通訳士協会の川根紀夫理事から、閉会の挨拶があり、

無事にフォーラムが終わりました。

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(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

2019年10月 9日 (水)

2019年度支部長会議

10月5日(土)~6日(日)の2日間で開催された2019年度支部長会議の報告です。

昨年度は台風の影響で開催できなかった支部長会議。

2年ぶりに支部長さん同士が顔を合わせて学習、討議等ができるということで

どの支部の支部長さんも元気に集まってくださいました。

 

会場は一昨年と同様の神戸市勤労会館。

今回は快晴の下、開催されました。

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まず、渡辺会長のあいさつ。

昨年は開催できなかったこの支部長会議が今年度は無事開催され、皆さんと会えたことを喜び、

事例検討をしながら学び合おうというお話がありました。

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続いて、障害者差別解消法の学習。

弁護士で全通研会員でもある藤木和子さんをお招きして

「障害者差別解消法~新時代の“共に生きる・歩む”~」という演題でお話をしていただきました。

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パワーポイントを用いながらのわかりやすいお話でした。

この法律の目的は「共生社会の実現」であり、その共生社会とは

「全ての国民が障害の有無で分け隔てられず相互に人格と個性を尊重する社会」。

単に「障害者を差別してはいけません」というだけではなく、

“共生社会の実現”という大きな目的があるんだと再認識。

そのためのプロセスの一つとして「建設的対話」があることも学びました。

また、わかりにくかった「不当な差別的取扱いの禁止」「合理的配慮の提供」についても

事例を交えてのお話で理解しやすかったと思います。

 

その後、実際あった差別事例を使ってグループ討議を行いました。

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共に生きていくためには何が必要なのか?

社会的な障壁は何なのか?

障害の有無に関わらず共に学習していくことが大事だということでした。

 

休憩時間には桐原理事の指導の下、しっかりとストレッチを行いました。

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最後に石川理事のまとめ、伊藤事務局長より代議員会課題の報告があり1日目終了。

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1日目の夜は、神戸の南京中華街での交流会。

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おいしい料理に舌鼓を打ちながら、同じテーブルの支部長さんとの情報交換。

藤木弁護士も参加されたので直接ご挨拶をしたり・・・

アメを取り合うじゃんけんゲームや漢字ゲームで大いに盛り上がりました。

私はアメちゃんがなくなりましたが・・・

 

 

2日目は課題別グループ討議。

4つのグループに分かれ「制度」「組織」について話し合いました。

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限られた時間でしたが、活発な意見交換ができました。あっという間に午前の部終了。

もっと話がしたいという気持ちを抑え昼食に。

 

午後の部を始める前に荻島理事の指導の下、ストレッチ。

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午後からはグループ討議の発表を行いました。

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手話言語条例が次々と制定される中、その効果はどうなのか?ろう者の暮らしは良く変わったのか?設置通訳者の身分保障は?手話通訳者の高齢化問題の対策は?災害時の対応は?他団体との連携はどうなっているのか?などいろいろ話がありました。

全通研の組織拡大では、サークル訪問を行う活動をしているという報告もありました。

多くの課題がある中、その対策などの報告もあり、地元に持ち帰って参考にしたい事例もありました。

 

最後に近藤副会長からこのまとめのお話がありました。

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近藤副会長の話を聞いて、社会情勢の変化の中、様々な課題にどう向き合っていくか?基本は学習なのかなと思いました。(個人的感想です)

 

閉会のあいさつは橋本副会長。

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本当にあっという間の2日間。

 

今回の学びや情報をしっかり頭の中やバッグに詰め込んで支部長さんは地元に帰って行かれました。

今年度ももう後半。

時間の流れが年々早く感じる今日この頃。(私だけ?)一刻も無駄にできないわ!

活動よ!と思いつつ、晴れた空を見上げると神戸観光もやっぱり大事と思うのでした・・・

 

(文・写真/全通研理事 中島みゆき)

 

2019年9月 9日 (月)

第5回全通研アカデミー~全通研学校Ⅲ~(四国会場)

9月1日(日)、愛媛県松山市の松山市総合福祉センターで、

「第5回全通研アカデミー~全通研学校Ⅲ~(四国会場)」が開催されました。

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まず、第1講座は、認定NPO法人日本障害者協議会事務局長の荒木薫氏による

「全通研の未来を考える~JDと全通研とのかかわり~」でした。

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全通研が正会員として加盟しているJD(日本障害者協議会)が

これまでどのような取り組みをしてきたのか、

特に1981年の国際障害者年を巡る動きから現在の活動等について、

わかりやすく話してくれました。

 

JD発足時に掲げられた「大同団結=ゆるやかなつながり」「お互いの障害を知り合う、理解し合う!」という言葉、

初代役員の「障害者運動は平和運動-戦争のない平和の中でこそ長期行動計画は達成できる-」との言葉が印象に残りました。

全通研の2019年度議案書に、「すべての国民に基本的人権が保障される平和な社会の実現が不可欠であり、幅広い視野を持った情報分析と学習が重要になっています。」と述べられています。

全通研がJDと関わり、手を取り合って運動することが平和な社会を作ることにつながり、

基本的人権が保障される社会につながると認識できました。

荒木氏の講演を通して、私たちが運動する上で大きな力を与えてくれたと思います。

 

午後からの第2講座は、福島県手話通訳問題研究会前会長の清水久美子氏による

「東日本大震災・原発事故『JDF被災地障がい者支援センターふくしま』との取り組み」でした。

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原発事故とはどういうものなのか、また被災した障がい者の支援を一体化して行うために

JDFがどう取り組んできたか、当時のエピソードや写真を交えて話してくれました。

また、清水さんから「福島の話はするが、皆さんの軸足は四国ですよ」との言葉を聞いて、

改めて私たちの住む四国の状況はどうなのか、ホワイトボードに描かれた地図を見ながら考えました。

四国は愛媛県に原発があり、近い将来大規模地震の発生する確率が非常に高く、津波や原発事故など、

東日本大震災に相当するような被害が起こるのではないかと考えられています。

私たちがそのときにできることを本当に意識しているのか、

清水さんの「関心の目を持つ必要がある」という言葉に、無関心でいることの怖さを実感しました。

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会場では、愛媛支部の御協力により書籍等の販売も行われました。

講演に関連した出版物『温故知新』も売れましたが、

新たに販売された全通研マスキングテープは即完売という人気でした。

(写真は撮れませんでした、すみません)

 

これからの支部活動の充実につながる貴重な話を聞かせていただき、本当によかったです。

講師のお二方、本当にありがとうございました。

また、会場設営や要員等、運営に御協力いただいた愛媛支部、そして四国ブロックの皆さま、

お世話になりました。

 

(文・写真/全通研理事 髙田浩次)

2019年9月 3日 (火)

全日本ろうあ連盟青年部発足50周年記念大会

8月11日(日)愛知県名古屋市にある名古屋市公会堂で、

全日本ろうあ連盟青年部発足50周年記念大会が開催され、

来賓として全通研N-Action委員会委員長の私が参加しました。

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駅から会場までは、参加者が迷わないようにと青年部の方がチラシを持って、

暑い中、案内をしていました。

名古屋市公会堂のある鶴舞公園は、とても広く自然豊かでした。

 

会場は、名古屋市公会堂4階ホールです。

全国各地の青年部や全通研の次世代会員、OBOG、総勢367名が集まったそうです。

 

記念大会は、13時開始です。

まず、各代表の挨拶がありました。

 

一般財団法人全日本ろうあ連盟 青年部 中央委員長 𠮷田航氏

青年部が始まった、50年前はできなかったことが、今はできるようになってきていること。

今日することは明日へのつながり、明日やることは未来を変えていける力があると話されました。

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続いて、一般財団法人全日本ろうあ連盟 理事長 石野富志三郎氏

これからの青年部に対し、応援のメッセージを伝えられていました。

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そして、一般社団法人全国手話通訳者問題研究会 N-Action委員会委員長として

私から祝辞を述べさせていただきました。

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50年の歩みのある全日本ろうあ連盟青年部の記念大会に、今をともに歩む仲間として、お祝いの言葉を伝えられたこと、感激しました。

全通研N-Actionは、5年目です。

努力を惜しまず、力を合わせていきたい、そのためにも一歩一歩推し進めていこうと思いました。

 

パネルディスカッション

曽輪信明氏(2代目青年部長)、𠮷田正雄氏(4代目青年部長)、嶋本恭規氏(13代目青年部長)、𠮷田航氏(15代目青年部長)

コーディネーターは中央委員の川俣郁美さんです。

青年部で活動するきっかけや、当時の写真を投影しながら、青年部活動を振りかえり、楽しかったことなど笑いを交えて話していました。

参加者にも当時の話を聞くなど、とても盛り上がりました。

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最後に、当時を振り返りながらのフォークダンスです。

記念大会は終了し、同じ会場で、交流会が行われました。

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写真のように、老若男女・地域を問わず、どのテーブルでも話が盛り上がっていました。

 

全日本ろうあ連盟青年部発足50周年記念大会。

50年と言うと、次世代会員の私たちが生まれる前です。

長きにわたり、諸先輩方から受け継がれている活動に、今の私たちがN-Actionとして共に活動できていることに感謝です。

全通研の原点「聴覚障害者の暮らしをみつめ、聴覚障害者の暮らしから学ぶ」という姿勢を常に忘れてはいけないですね。

今、私たちは何をやるべきなのか。何ができるのか。

 

最後に・・・参加証のホルダーがこんなにおしゃれでした!!

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全日本ろうあ連盟青年部の皆さん、ありがとうございました。

 

(文・写真/全通研N-Action委員会 委員長 伊從 澄恵)

2019年8月21日 (水)

東北ブロックN-Action担当者会議

去る、7月14日(日)盛岡市で開催された東北ブロック組織担当者会議に合わせて開催された、

東北ブロックのN-Action担当者会議に、全通研N-Action委員会として、

初めての派遣講師依頼を受けて参加をしました。

 

会場は、岩手県立視聴覚センターです。

とてもきれいなビルで、内装は、誰にでも優しい配慮があちらこちらに施されている施設でした。

 

午前中は、組織担当者会議に参加しました。

組織部長の小山さんから、全通研の組織部の取り組みなどの話がありました。

ロの字型の後ろに一列に机を並べ、真剣な表情で話を聞き入っているのが、

東北ブロックN-Action担当者会議の参加者の皆さんです。

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午後からは、組織担当者とは別の部屋で、東北ブロックのN-Action担当者会議をおこないました。

今回のように、集まるのは初めてとのことです。

 

初対面の方も多いため、まずは、自己紹介。

名前、支部、支部の担当、手話を始めたきっかけを一人一言ずつ話してもらいました。

少しずつ、お互いを知りながら、緊張をほぐしあいながら、互いの自己紹介に耳を傾けました。

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全通研N-Actionの紹介後、東北ブロックの6支部で情報交換をおこないました。

・支部活動の内容

・青年部との関り

・支部の活動自慢

・今後はどんな活動をしたい?

を、基に情報交換をして、フリートーク。

積極的に質問したり、課題を共有しながら、自分の支部のことを振り返りながら応えていました。

次世代会員として、会員の拡大について考えていたのが印象に残っています。

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東北ブロックN-Action担当者会議後は、組織担当者会議に交わりました。

組織担当者会議では、全通研へ誘い方のワークショップをおこなっていました。

私たちは、誘われる側としてワークショップに参加しました。

きっと、支部と次世代会員が一緒に活動する姿が、もっと増えていくと実感しました。

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東北ブロックの皆様、色々とお世話になり、ありがとうございました。

 

(文・写真/全通研N-Action委員会 委員長 伊従 澄恵)

2019年8月 6日 (火)

ろう教育を考える全国協議会定期総会

8月2日(金)、群馬県高崎市で開催された

特定非営利活動法人ろう教育を考える全国協議会の理事会及び定期総会に出席しました。

全通研はこの全国協議会に団体正会員として加盟しており、理事1名を監事として出しています。

 

午前中の理事会に出席するため、前日の午後に徳島を出発しました。

徳島出発時には35度近い猛暑でしたが、夜8時前に高崎駅に到着した時はまだ30度で、

正直なところ徳島よりも暑いと感じました。

その証拠がこの写真です。

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会場は高崎市中央公民館でした。

外から見たらごく普通の建物でしたが、群馬県の実行委員会の方に話を聞くと、

ここはかつて女学校だった場所で、廃校になった学校の校舎を改装してできたそうです。

多くの部屋には黒板があり、懐かしく感じたのは私だけでしょうか。

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定期総会には、全通研を代表して石川芳郎理事が出席しました。

2018年度の事業報告及び会計報告、2019年度の事業計画案及び予算案、

そして定款変更の5つの議案が提案され、すべての議案が出席者の賛成により承認されました。

 

議事終了後およそ1時間を使い、参加者同士で意見交換が交わされました。

ここ最近、ろう教育の世界も大きく変わろうとしています。

この意見交換を通して、ろう・難聴児(者)が一人の人間として育っていくために

ろう学校は非常に重要な意味を持っていることを実感しました。

 

この全国協議会には、全通研をはじめ、手話やろう教育に関わる多くの団体が

団体正会員として加盟しています。聴覚障害者の暮らしを見つめる上で、

教育についてしっかり情報を共有し、運動につなげていくようにしなければと思いました。

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翌日からは全国討論集会がありましたが、別公務のため欠席しました。

聞いたところ、今年は300人を超える参加者があったそうです。

また、地元の行政関係者の深い理解もあり非常によかったという報告がありました。

 

それには群馬県手話言語条例が制定されたことで手話に対する理解が

県民に広まりつつあることの成果だろうと思います。

また、理事会からの3日間、地元のろう協、そして全通研群馬支部が

この集会を成功させるために尽力されたことと思います。

本当にお世話になりました。

 

来年は、オリンピック・パラリンピックのため討論集会は休止となり、

定期総会のみ大阪市で開催される予定です。

また、次回の討論集会は、2年後の2021年に四国の高松市で初めて開催されます。

 

(文・写真/全通研理事 髙田 浩次)

2019年8月 2日 (金)

2019年度自治体フォーラム「地域共生社会と自治体手話通訳者のしごと」

7月26日(金)に全国手話研修センター嵯峨嵐山で

2019年度のフォーラム「地域共生社会と自治体手話通訳者のしごと」が開催されました。

今回で第8回目となります。

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今回は全国各地から80名を超える参加者が集まりました。

 

まずは自治体業務・政策研究委員会 門倉委員長による基調報告です。

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主催となる自治体業務・政策研究委員会は「自治体職員の会員を中心に、

自治体における手話通訳のあり方や政策について検討・研究する」という趣旨のもと、

2007年度に設立し、2012年よりフォーラムを開催してきました。

委員会の活動やフォーラムを開催することによって見えてくる現状や課題を

報告するとともに今後の活動と検証について発表しました。

 

厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課自立支援振興室 塩野室長補佐より

地域共生社会と障害者福祉を絡めたお話をしていただきました。

国の施策や動向等貴重なお話を聞くことができました。

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自治体で働く手話通訳者3人を招いてパネルディスカッション形式で発表をしていただきました。

福島県会津若松市の渡部さんについてはケースワーク、

石川県加賀市の佐藤さんについては広域ネットワーク、

京都府向日市の岩谷さんについては職員による手話学習の取り組み

が参加者の方々にとって特に参考になったとご意見をいただきました。

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3人とも同じ「自治体で働く手話通訳者」というテーマでお話していただきましたが、

それぞれ取り組み方が異なり、自分の自治体ではどの方法を参考にすることができるかと

考えるきっかけになったのではないかと思います。

 

情報交換会では1時間弱と短い時間ではありましたが、皆さんが課題と感じていることを話し合ったり、

お互いの自治体の情報を提供するなど、大変有意義な時間となりました。

 

住んでいる場所が違っても全国に一緒に考えてくれる仲間がいると思うと、大変心強いものだと感じました。

 

また来年のフォーラムで皆様とお会いできることを楽しみにしています。

 

(文/全通研事務局付事務局員 満平ほたる)

2019年度ブロック別組織担当者会議  関東ブロック

7月28日(日)13:00~16:00

文京シビックセンター(東京都文京区)区民会議室5F会議室A

 

関東ブロック担当は初めてということで、ワクワクドキドキしながら行ってきました。

組織担当者会議は、文京シビックセンター内の、区民会議室5F 会議室Aで行われました。

東京メトロ丸ノ内線「後楽園」で降り、歩いて数分、通路を通ったので外を歩くことなく、涼しいままで到着しました。

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山梨支部(健康対策部理事)の桐原さんの司会で、関東ブロック長 相川さんの挨拶、私からの挨拶に続き、

参加者の皆さんにも自己紹介をしていただき、組織担当者会議が始まりました。

 

会員数の推移・会員属性・会員の人口比を見ていただいた後、組織部の活動についての説明と、

事前アンケートを元に各支部の取組みの情報交換・意見交換を行いました。

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組織部の活動としては、『会員拡大、支部組織活動支援のための取り組み』『人材育成』について説明しました。

その後、数字から見る関東ブロックということで、2018年度の会員数・継続率・新規入会率を確認しました。

現状を知ることで、今後の課題が見えてきたでしょうか?

 

事前アンケートを基に、情報交換・意見交換を行うところでは、

配布資料の『会員拡大に向けて取り組んだこと・取り組みたいこと』の部分から、確認していきました。

2018年度にどんなことをやって、どんな成果があったか?課題は見つかったか?

それを基に、2019年度は何をどのようにやっていくか?をまとめることにより、活動内容が整理され、

分析しやすくなると思われます。

年度の途中でも、時々振り返っていただきたいです。

 

『地域班の役割・活動』では、地域班が、地域聴協と連携して活動しているという支部(埼玉・栃木)があり、

行政交渉にも一緒に行っている(埼玉)という事でした。

こちらは、サマーフォーラムにレポートとして出してくださるそうです。

『専門班』では、要約筆記者班(埼玉)があり、積極的に取り組んでいるという事でした。

地域班・専門班が、充実した活動をしていると支部全体も元気になります。

これからも、引き続き取り組んでいただきたいです。

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山梨支部:梨通研主催の学習会に、1回無料で参加できる無料券

 

関東ブロックでは、千葉支部が過去最高数、山梨支部が過去最高数4年連続となっています。

その秘訣をお聞きしました。

千葉支部は、地域班で継続の意思確認をきちんと行った事が過去最高数に繋がったとの事でした。

地道な作業が功を奏したと思われます。

山梨支部は、顔の分かる関係作り、「こぴっと手話学習会」に来る人への呼びかけ、

活動に関する報告会など様々な取り組みが、魅力あるものとなっていると感じました。

その後、休憩をはさみ、健康対策部の桐原さんの指導でストレッチを行いました。

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すっきりしたところで、今年度は、最後にワークショップを行いました。

「知ろう・語ろう・全通研」というテーマで、

『研修会に参加した未会員さんが、受付に置いてある全通研(支部)パンフレットを取りました。その時あなたならどうしますか?』を

話し合いました。

短い時間でしたが、全員にやっていただき、声を掛ける時に大切なことを話し合っていただきました。

各グループからの発表は、それぞれとても良い内容でした。

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例えば、

「受付ではしつこくしない。名前を覚えておいて、休憩時間に声をかける。」

「楽しい感じをアピールする。」

「熱心に話をするだけでなく、質問しやすい雰囲気を作る。」

「会費の説明など、Q&Aを考えておく。」

など、とても参考になるものが多く出ました。

そして、その意見をもとに、2組に前に出て実際にやっていただきました。

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声かけ:三枝さん(埼玉)                       声かけ:貝野さん(埼玉)

未会員:高松さん(群馬)                       未会員:桐原さん(山梨)

 

笑いのなかにも、感心する部分があり、意義あるワークショップとなりました。

このやり方を支部に持ち帰り、是非支部でもやっていただけるようにとお願いしました。

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写真は、渡辺会長が担当してくださいました。沢山の写真の中から少ししかご紹介できないのが残念です。

関東ブロックの皆さま、色々お世話になりました。お疲れ様でした。

 

  (文/組織部 曽我部啓子 写真/渡辺正夫会長・曽我部)

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