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2018年2月 7日 (水)

全通研九州ブロック第9回研究集会

1月28日(土)29日(日)の二日間、九州ブロック研究修会に行ってきました。

会場は、福岡県 筑後船小屋駅前にある、芸術文化交流施設 九州芸文館でした。

                             

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朝6時に家を出発したものの、雪の影響を受け新幹線は30分遅れとなり、博多駅でうろうろとしてしまい、会場に着いたときは、渡辺会長の共通講座「全通研って何?」がスタートしていました。笑顔のみなさまに迎えられ、やっと席に着き受講となりました。

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渡辺会長の講演は、全通研の結成、目的、性格、現状と縷々説明があり、ろうあ運動の話へと進みました。

 手話通訳の国家認定制度と公務員採用

 公立の聴覚障害者総合センターの設置

 ろうあ者にも「運転免許取得」を

 民法11条の改正

ろうあ運動の歴史に、参加者は頷きながら聞き入っていました。もちろん、私もですが。

その後、健康問題への取り組みに話は進められました。「手話知らんですんません」「おかあさんは手話通訳者」の書籍を紹介。全通研が取り組んできた健康問題、これからも取り組むべき健康問題を静かながらも熱く語っていただきました。そして、全通研の長期ビジョンです。①きわめる②たかめる③はたらきかける、3つのキーワードにしたことにより、より会員の理解を得やすくする工夫や努力を惜しまずに取り組んでいると。

全通研の課題

・聴覚障害者の社会的自由の確立

・手話通訳者の身分保障(正職員)

・制度の当事者としての政策提起

・組織力量の向上

・東京事務所の開設

最後に理解者を増やす、継続することの大切さを話し講演を閉じました。

 

夜は、交流会が開かれ、渡辺会長、橋本副会長、若杉理事、窪田理事、富永理事、石川理事と共に参加しました。N-Action合宿に参加しますと言ってくれた仲間が近くにいて、合宿で会いましょうと挨拶もできて、感動でした。とにかく、みなさまの明るさと元気をもらえた時間となりました。「九州はひとつ」と渡辺会長の表現で会は閉じられました。

 

 

 

二日目は分科会

1健康(22名)

2防災(31名)

3技術をたかめようⅠ(8名)

4技術をたかめようⅡ(26名)

 

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私は、第2分科会の防災の午前が担当でした。

 

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聴覚障害者救援静岡県本部の取り組みを話しました。

静岡県聴覚障害者防災フォーラムの内容や事前アンケート、アンケート結果から見えてきた課題など県の取り組みを受け、地域ろう協と通研地域班の取り組みなどを話しました。

また、私が住んでいる伊豆の国市ボランティア連絡会のことや、私が受講した女性講座から学んだことなども話しました。静岡県警作成の「防災防犯マニュアル~赤のまもり~青のまもり~」の紹介をしながら、今後の防災を考えるうえで、女性が関わっていくことの重要性についても話しました。その後、熊本支援の報告から浮かび上がった、静岡としての課題は何かを防災フォーラムでの報告をお見せしながら話を続けました。

午後は、各支部の取り組みの発表を受けて意見交換、情報共有となりました。

 

九州豪雨や熊本地震後の取り組み、防災ネットワークづくりなど、他団体との連携の必要性などが整理されました。IT活用の必要性と周知方法の課題なども継続しての取り組みが必要です。分科会の後は全体会があり、健康と防災からの報告が行われました。一日目は50名、二日目は88名(講師含む)の参加がありました。

「サマーフォーラムin沖縄の成功を」と合言葉のように声が上がり、笑顔が一杯の会場でした。6時間以上かかる帰路でしたが、何も苦ではなく、全通研会員だからこそできることがあると再確認できた二日間でした。

九州ブロックのみなさま、お世話になりました。

 

(文/全通研理事 荻島洋子  写真/全通研副会長 橋本博行)

2017年12月18日 (月)

林智樹氏を偲ぶ会

 1217日(土)、全国手話研修センター3階嵐山にて、林智樹氏を偲ぶ会が行われました。式には、約100人の参列者がありました。

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 先ず、発起人(主催団体代表)の挨拶として、日本手話通訳士協会会長の小椋英子氏から偲ぶ会開催の趣旨などが話されました。

 経歴及び功績紹介を林氏の地元愛知県の本田栄子さんから報告がありました。地元では、懇切丁寧に人と接し、手話通訳者の育成に関わってきたことが紹介されました。

 その後、弔辞として、石野富志三郎氏、私、黒﨑信幸氏、高田英一氏、村上栄子氏(特定非営利活動法人つくし)の代理の大脇さんからありました。

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 私からは、「手話や手話通訳についての研究は、今後も大変重要なものです。林さんのやってきたようにはとてもいかないかも知れませんが、林さんの思いを引き継いでいくことが、せめてもの恩返しだと思っております」とお悔やみのことばを述べさせていただきました。

 

 次に参列者全員で遺影の前の献花台にお一人おひとりから、それぞれの林氏との思いを胸に菊の花を捧げました。

 ご遺族挨拶として、奥様の律子氏から、お話がありました。4人のお子さんの内、下の2人の娘さんも同席されていました。

 山を散歩して突然の病で亡くなられたこと、その後のお気持ちや大学での後始末などこれまでの事をお話していただきました。

 本当に突然のことで、何が何だか分からない状況から今に至っている辛い気持ちがこちらに伝わってきました。

 「あの世で一緒になれるんだ、そう思って頑張っている」とのお言葉には胸にしみるものがありました。

 閉式のことばとして、倉知延章氏から同じ教員として士協会の研修スタイルを築いてきたことを紹介して閉式しました。

 

 同じ会場で1530分から食事会が開かれました。約70人の参加がありました。

 林氏と縁の深い方々が、林氏との思い出をたくさんお話ししてくださいました。2時間を林氏の遺影とご家族と一緒に過ごしました。

 最後に、参加者一堂で記念写真を撮って解散しました。

 

 林さん、本当にありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください。

 

(文/全通研会長 渡辺正夫)

2017年12月 6日 (水)

香川支部 なるほど講座

123日香川支部研修会「なるほど講座」

(於:高松市総合福祉会館)が開催され、

魅力あることばDVD35を使っての学習会を担当してきました。

                             

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瀬戸大橋から(マリンライナーにて)

 

瀬戸の海は快晴。穏やかな一日になりそうです。

 

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高松駅舎

 

高松駅も快晴。今日の最高気温は14

11時着。青空につられて広場のベンチでお迎えを待つことにしました。

ベンチに座って高松駅舎を見ると、顔のような…?

どうも、笑顔をイメージしているらしいです。

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支部の斎藤さんが迎えに来てくださいました

改札にいなくてごめんなさい m(_ _)m

 

組織部でいつもお世話になっている、

曽我部理事(香川支部長)、斎藤さんと一緒に

「うどんバカ一代」へ。

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うどんバカ一代

 

11時過ぎですが長蛇の列。2-30分待って店内へ。

壁いっぱいに有名人の色紙が貼ってありました。

私はかけうどん食べたのですが、おいしかったですね。

出汁に藻塩が入っていたような気がしたのですが…

google 先生に聞いてもそんなことは書いてありませんでした。

 

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かけうどん中(2玉)

 

支部の皆さんは、朝から一日研修会です。

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左から受付を担当された香西さん、本川さん、

書籍販売の手伝いをしてくださっている射場さん

 

書籍などの販売は、学習教材の提供と共に

私たちの考えを伝えるための方法でもあります。

なかなか買ってもらえないけど、並べとかないと売れない

本を持って行ったり、持って帰ったり…

担当の方は大変ですがちゃんと取り組まれています。

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研修会を行う部屋の壁には、入会案内が掲示してありました。

「香通研はどういう団体ですか?」

「どのようなことをしているのですか?」

「日が浅いのですが入会できますか?」

などQAの形で、紹介がしてあります。

組織部を担当している本川さん作だそうです。

 

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組織部担当の本川さんと、曽我部理事

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香川支部のなるほど講座は一日研修会で、私は午後担当です。

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全通研HPからも購入できます(2,200円)

研究誌123号に掲載されている才原さんのお話を見て、

グループに分かれて話し合います。

単語の意味は? どんな日本語に翻訳するか? 才原さんの気持ちは?

DVDは一人で見て学習することもできますが、

みんなで話し合いながら学習することで、

それぞれの見方や考え方を交流することができます。

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終わったあとは、支部の皆さんとイチゴ山盛りパフェを食べながら珈琲して、帰広。

香川支部の皆さんありがとございました。

 

(文・写真/全通研理事 小山秀樹)

 

2017年11月 8日 (水)

手話を広める知事の会「第2回総会と手話言語フォーラム」

 117日(火)、参議院議員会館講堂で、手話を広める知事の会の第2回総会と手話言語フォーラムが開催されました。

 全国会地から290人を超える大勢の人が参加しました。全通研の理事及び会員も多く参加していました。

 総会では、平井伸治会長の挨拶から始まり、日本財団の笹川陽平会長、全国手話言語市区長会の泉房穂明石市長の来賓挨拶がありました。

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  また、ハンガリーのアダム・コーシャ欧州議会議員からビデオによる特別メッセージが放映されました。

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 取組報告は、全日本ろうあ連盟の小中副理事長から創立70周年のことを踏まえて、「手話言語をめぐる全国の動き」の話をされました。

 総会議事では、全国を7つのブロックに分け、そのブロック毎にまとめ役として会長または副会長を設置することが決まりました。その後、知事の会の参加者による記念撮影をして、無事に総会は終了しました。

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 同会場で、引き続き手話言語フォーラムが開催されました。

最初に夏季デフリンピック競技大会サムスン2017の報告が、水泳の藤原彗選手、女子バレーの宇賀耶早紀選手からありました。応援に対してのお礼と練習場の確保などの課題について話がありました。

来賓の挨拶では、国会議員の方々が駆けつけ、手話言語法の制定を強く訴えていました。

文部科学省の林芳正大臣の代理として白間竜一郎大臣官房審議官、厚生労働省の加藤勝信大臣の代理として宮嵜雅則障害保健福祉部長が挨拶されました。

三重県と長野県の健康福祉部長から、それぞれの県の取組状況が報告され、その後、パネルディスカッションに入りました。

コーディネーターとして読売新聞大阪本社の井手裕彦編集委員、パネリストは、国連障害者権利条約推進議員連盟元事務局長の笹川博義衆議院議員、日本財団の尾形武寿理事長、日本障害フォーラムの藤井克徳副代表、手話を広める知事の会の平井伸治鳥取県知事、全国手話言語市区長会の泉房穂明石市長、最後に全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長の6人でした。

国、県、市の行政の立場から、そして、民間や障害者団体の立場、そして当事者としての立場から、手話や手話言語法成立に向けての意見が交わされました。

特に、「手話言語法は読書バリアフリー法や情報・コミュニケーション法などの位置づけではなく、言語という別の体型の法律として率先して成立させるべきものだ」との意見には納得出来ました。

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指定発言として北海道ろうあ連盟の佐藤英治副理事長、東京都聴覚障害者連盟の越智大輔事務局長から、北海道と東京の取組状況や課題が報告されました。

次に、知事の会の宣言を京都府の松村淳子健康福祉部長、京都府聴覚障害者協会の吉田正雄手話対策部長から読み上げられました。

最後に渡辺から、全国から多くの参加者を得て開催出来たこと、47都道府県の知事さんが手話を広める知事の会に加盟したこと、聴覚障害者の暮らしをより豊かにすること、手話通訳者の身分保障を確立させるためには、手話言語法の早期実現が求められるとして閉会の挨拶を述べました。

時間を少しオーバーしてしまいましたが、予定していた内容を無事に終了し解散しました。お疲れ様でした。

 

(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

2017年11月 6日 (月)

2017年度リーダー養成講座

 1028日(土)に2017年度リーダー養成講座が秋田市で開催されました。

初めて降りた秋田空港から秋田駅に向かうリムジンバスから早速一枚、秋晴れの青空で暖かい日でした。

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30分ほどで駅に到着、バス停は厚い板を張り巡らした趣のある良い感じのバス停でした。(地元の高橋さんから使われているのは秋田杉で2年前ぐらいにリニューアルされた。とあとで聞きました)まじまじと眺め、触ってきましたが写真を撮り忘れました><

 

 駅からホテルまでの道をテクテク行くと秋田県立美術館の前に狐の飛脚像がありました。文章によると「秋田~江戸を6日で往復した俊足の飛脚与次郎」だそうです、俊足にはあやかりたいものですね~

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ホテルに荷物を預けて、秋田県立美術館に行き「レオナール・フジタ」氏の絵を見てきました。

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沢山の絵があったのですが圧巻だったのはなんと言っても秋田のお祭りを描いた壁画(写真を撮っていなくてすいません)。絵の真ん中に立って見ても両端がカーブになっていて絵全体を見ることができるようになっていました。2階の大きな部屋に飾られていたのですが、吹き抜けになっていた3階からも見ることができて最高でした。

絵を満喫した余韻を残し2階のラウンジ(外の景色を眺めながらお茶を楽しめる席はとても素敵でした)でコーヒーとケーキ(ベ・ツ・バ・ラ)のひと時を過ごし、次は千秋公園、久保田城跡の看板が目にとまり坂道と階段を登って行ってきました。銀杏の黄色とモミジの赤のコントラストが秋晴れに映えてとても綺麗でした。

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途中にはテレビで見たことのある「ばばへらアイス」を販売している昔のお嬢様(人のことは言えな~い><)がいました。既にベツバラを済ませてしまった私(笑)は横を通り過ぎていきました。

 

夜は前日入りしていた、長谷川理事・小山部長と合流し、晩ご飯に舌鼓を打ちました。本番は翌日なので早々に切り上げホテルへ帰り、静か~に朝を迎えました。

 本番当日は長谷川理事・小山部長と一緒に会場(秋田拠点センターアルヴェ音楽交流室)に着くと秋田支部の皆さん方で既に会場のセッティングはしてくださっていました。ありがとうございました。

 

 講義1「全通研のあゆみ」を長谷川理事が担当しました。

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同じ東北福島で1968(昭和43)年第1回の全国手話通訳者会議が開かれ、年に一度の全国集会とし、仲間と地域活動などについての意見交換を重ね、今日まで発展し続けてきている事など話されました。参加者の中にこの年に生まれたという方がおられました。

 

 講義2「運動すること」は組織部の小山部長が担当しました。

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・運動とは目的を達成するために社会に働きかけ理解を貰うこと

・活動とは具体的な目的に向かって活動することである

全通研の活動は運動であると思う等々、時々笑いが起きたり、小山部長のホンワカした雰囲気が伝わってきました。(イラストが示す小山氏~~~かなり昔サークルの方が書かれた似顔絵~~気に入ってず~~と使っているそうです)

 

 講義3「人権について」渡辺会長が担当しました。

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アリとキリギリスを題材にした創作劇から具体的に例を挙げ、「小人数でその都度話し合い」をする方法で進みました。

例→働きアリが蓄えた食料を女王アリが「同じ昆虫の仲間だから分けてあげなさい」と決めキリギリスに与えた。

→女王アリだけで決めて良いのか?・・・・など難しい人権の話をわかりやすく話されていました。

 

 最後はグループワーク「私にとっての全通研活動」参加者を3つにグループ分けをしてグループの名前、記録者、司会者などを決め、個々の思いを付箋に書き込み発表しながら内容をカテゴリー(島)ごとに分け、できた島にテーマを付け、最後はグループごとに発表しました。

 

 

皆さんがテキパキと進めてくれたので時間前に終わってしまいました。残りの時間は輪になり一人一人感想をお聞きしました。

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 終了後は秋田支部の皆さんが予約してくれたお店で、ご苦労さん会にご一緒させていただきました。きりたんぽ鍋美味しかったです。

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これは秋田支部のポロシャツ            秋田支部の30周年記念誌

 

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これは秋田空港の出発ロビーで発見した写真「秋田びじん!!と思いきやよく見ると秋田びじょんでした><

 

御苦労さん会で話されていた「スギッチ」秋田杉のマスコット10年の契約が切れてもうすぐ使えなくなるとか聞いたので記念に撮ってみました。

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秋田支部の皆様大変お世話になりました。

 

 

(文章・写真/全通研 組織部 武田 美代子)

2017年11月 1日 (水)

2017フォーラム「障害者差別解消法と自治体手話通訳者のしごと」岸和田市で開催!

 1020日(金)に、あの”だんじり祭り”で有名な大阪府岸和田市において、フォーラム「障害者差別解消法と自治体手話通訳者のしごと」が開催されました。会場の岸和田市立福祉総合センターには、総勢約100人(スタッフ含む)が集いました。

今回で6回目となったこのフォーラムは、正規職員で手話通訳者を積極的に採用している自治体と全通研が共催で開催し、自治体における手話通訳者の役割や施策の現状等を全国に発信することを目的に開催されています。

 

開会あいさつ及び開催趣旨説明のあと「岸和田市における障害者施策の現状」として岸和田市の春木秀一福祉部長から基調報告がありました。


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岸和田市では、障害者支援課に正職員で2名、また市民病院にも臨時職員で1名。複数名の手話通訳者の配置は、手話通訳者にとってまた、地元の聴覚障害者にとっても恵まれた環境であると感じました。

その後、厚生労働省自立支援振興室室長補佐の村山太郎氏より「意思疎通支援事業にかかる最近の動向」と題し、総合支援法施行後3年目の見直しの内容などを中心に、講演をしていただきました。

 

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 近藤幸一副会長からは「全通研がめざす手話通訳制度のあり方について」”熱く”語っていただきました(おそらく、本日のフォーラムの中では一番熱かったと…)。そもそも手話通訳とは何か?そして自治体の手話通訳者の業務は何か?考えさせられる内容でした。

 

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最後に、全通研自治体業務・政策研究委員会の門倉美樹子委員長より、フォーラム開催を中心とした「自治体業務・政策研究委員会報告 これまでの取組み」を報告しました。


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 このフォーラムは、先進地の自治体の取り組みを全国に発信する目的で回を重ねてきました。そして、開催地の自治体では手話通訳者が複数そして正規職員として採用されており、その業務や施策推進のしくみを紹介していただきました。いずれの自治体にも共通することは、手話通訳者だけが頑張っているということでなく、業務に対する管理職や首長の理解が深いこと、また行政の正規職員として当事者のニーズを、施策に結び付ける工夫や取組みをしていることだと感じます。

 

フォーラム終了後は、自治体職員の情報交換会も開催され、半日ではありましたが中身の濃いフォーラムであったと思います。


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 全通研自治体業務・政策研究委員会では、来年も同フォーラムの開催を企画立案中です。フォーラム開催の取り組みがきっかけとなり、全国の自治体で一人でも多く正職員として採用され、手話通訳者の業務の展開を発信していただけることを期待しています。

 

( 文/全通研自治体業務・政策研究委員会 渡部芳博)

(写真/全通研自治体業務・政策研究委員会 川根紀夫)

2017年10月17日 (火)

2017年度支部長会議

2017年10月8日から9日にかけて、神戸市勤労会館で支部長会議を開催しました。この会議は、全国47支部の支部長が一堂に会し、5月の代議員会で議決された全通研の運動方針の実践と徹底、そして必要な方針の具体化を図ることを目的に、毎年10月に開催しています。

                             

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はじめに、渡辺会長からのあいさつがあったあと、日本障害者協議会(JD 理事の佐藤久夫先生をお招きし、「障害者福祉の動向」という演題で講演がありました。

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障害者権利条約がもたらした「国際監視システム」や障害者差別解消法をどう活用するか、また「我が事・まるごと地域共生社会」の内容と課題についてわかりやすく説明してくださいました。「我が事・まるごと地域共生社会」については昨年の支部長会議でも話が出ましたが、具体的内容が明らかになりそれが課題を持っているのか、考えることができました。

 

その後、事前に支部から回答のあった支部アンケートの集計及び分析結果を伊藤事務局長及び佐々木理事が報告した後、全体で意見交換を行いました。

 

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昨今制定が進む手話言語条例についての意見や、支部で行われている魅力ある行事や活動についての話が出ました。

 

1日目はこれで終了し、場所を移して「もう一つの支部長会議」とも言われる交流会がありました。支部長と理事・監事が同じテーブルでさまざまな情報交換を行ったり、中国ブロックが進行のもとでゲームを行いました。2時間足らずの交流会は大いに盛り上がりました。

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2日目は「運動」「事業」の2つのテーマで2つずつ、計4つのグループに分かれてグループ討議が行われ、時間いっぱい活発な討議がなされました。

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午後に再び集合し、担当の理事からグループ討議の報告がありました。

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最後に近藤副会長から、グループ討議を受けたまとめの話がありました。

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この2日間で討議した内容こそ、今年度下半期の支部活動につながっていくものと思います。全通研の活動を一層充実させ、聴覚障害者福祉と手話通訳者の社会的地位の向上をめざして、各地で活発な活動が進められることを期待しています。

参加した皆さま、お疲れ様でした。

 

(文:全通研理事 髙田 浩次)

(写真撮影:全通研事務所)

 

2017年9月 4日 (月)

「第23回夏季デフリンピック競技大会サムスン2017 日本選手団帰国報告会」

831日(木)、13時から参議院議員会館1階の101号室にて「第23回夏季デフリンピック競技大会サムスン2017 日本選手団帰国報告会」が開催されました。

 2017718日(火)に開会式、730日(日)に閉会式の13日間、トルコ共和国サムスンで開催されました。97か国3地域から、3,148人の選手が参加したとのことでした。

日本は、21競技中11競技、177人で参加し、メダル獲得は27個(金6個、銀9個、銅12個)でした。目標数の25個を上回ることができたと嬉しい報告がされました。

 オープニングでは、HANDSIGN様が歌と手話とダンスで、日本選手団の応援歌を披露してくれました。

 次に、内閣総理大臣、オリンピック・パラリンピック担当大臣、文部科学省、スポーツ庁、厚生労働省、日本障がい者スポーツ協会、障がい者スポーツ・パラリンピック推進議員連盟 デフリンピック支援ワーキングチーム、手話を広める知事の会、全国手話言語市区長会、日本選手団ドリームサポーターなど多くの来賓が挨拶をしてくれました。

来賓挨拶では、「名前だけを手話で」というのは最低限という雰囲気でした。

中には、挨拶をご自身で最後まで手話をつけて話してくれた人がいました。

ここまで手話が広まっているのだとびっくりした次第です。

選手団から3人のアスリート(水泳、女子バレー、陸上)が、金メダル獲得の報告をしてくれました。選手として活躍できたのも、監督、仲間、会社、スタッフなど多くの支えがあってできたと感謝のことばが多く聞かれました。

石野富志三郎委員長、山根昭治団長から、

①オリンピックやパラリンピックと比べて知名度が低い。しかし、これまでは福祉面で

の支援だけから、文部科学省、スポーツ庁など横に広がりを見せてきている。

 これらの活躍を聴覚障害児者だけにとどめるのではなく、一般の小中学校や高等学校

にも披露して、交流を盛んにしていくことも必要である。

②団結力が強い。選手村に同じ棟で選手が生活できた。そのため、情報交換がより多く

とれた。食事の後片付けを自分たちが行うなど、他の国の良い見本となった。

③競技をしていく環境がまだ不十分である。3日間の練習をする会場が見つからず苦労

した、会社の理解がまだ十分でない。また、オリンピックやパラリンピックの場合、

メダリストには報奨金が出されるが、デフリンピックは出ていない。

 

これらの課題がある中、今回、来賓で参加して頂いた関係者とさらに手を携えて、日

本がもっと活躍できるよう支援の輪を広げることが大切だと感じた次第です。

選手の皆さん、ご活躍おめでとうございます。

本当にお疲れ様でした。

 

(文章/全通研会長 渡辺正夫)

2017年8月31日 (木)

電話リレーサービスを制度とするにあたっての勉強会

829日(火)、14時から日本財団で「電話リレーサービスを制度とするにあたっての勉強会」が開催されました。

関東を中心に62人の参加者がありました。

全通研としては私を含めて3人が参加しました。

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司会者(全日本ろうあ連盟 小椋武夫氏)から、全日本ろうあ連盟の電話リレーサービス普及啓発推進事業についての説明がありました。

 

事業の内容としては、

①電話リレーサービス制度化検討委員会の設置

②一般市民への普及啓発のための学習会(全国9か所にて実施予定)

③制度化に向けた企画(関係者の勉強会8/29、国会議員・関係省庁対象の大学習会)

3つがあると説明がありました。

 ※後日、全日本ろうあ連盟のHPに電話リレーサービスの特設ページを立ち上げ予定。

  その特設ページにて随時、学習会の日程やさまざまな情報が掲載されます。

 

その後、日本財団の石井さんから「電話リレーサービスの内容と日本財団としての取り組み」、筑波技術大学の井上准教授から「日本の状況と海外のシステム」、最後に慶應義塾大学の川森教授から「海外の政策と日本の課題」について、それぞれ説明がありました。

日本における電話サービスの内容は、国が「電気通信事業法」で規定しています。

その第6条に「差別的取扱いをしてはならない」と規定しています。

そして、第7条では「あまねく日本全国における提供が確保されるべきもの」を基礎的電気通信役務と定め、その具体的内容は同法施行規則第14条(総務省令)にて定められています。

施行規則第14条に「音声伝送役務」には、音声伝送のみを対象にしていて、映像(手話)や文字(チャット)は対象になっていないことがわかります。

 

また、憲法、障害者権利条約、障害者基本法、障害者総合支援法、障害者差別解消法などでは、社会の差別や偏見をなくし、ただ生きるのではなく、障害がある人もそれぞれの生き方が大切にされ、幸せに生きていく権利があるとしています。

 

今の電話は聞こえる人のみを対象にしていて、聞こえない人や聞こえにくい人及び言語に障害がある人は対象にしていません。

このことを市民に訴え理解を求めると同時に、省令を変える運動が必要となってきます。また、国が責任をもって電話が全ての人に使えるよう財源の確保を含めて、保障していかなければなりません。

 

このことを強く感じた勉強会でした。

 

(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

 

 

2017年8月 9日 (水)

第3回全通研アカデミー~全通研学校Ⅲ~<東海会場>

2017年7月29日(土)に みえ市民活動ボランティアセンター アスト津 で

「第3回全通研アカデミー~全通研学校Ⅲ~」<東海会場>が開催されました。

 

9時に集合し、三重支部のみなさんと会場設営です。

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北は北海道、 南は九州から74名の参加でした。

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第1講座担当の石野富志三郎理事長と手話通訳者の打ち合わせです。

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受付と書籍販売を担当してくれた、三重支部のみなさまです。

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第1講座 テーマ:「他団体から見る全通研」

     講 師:石野富志三郎氏((一財)全日本ろうあ連盟 理事長)

 

ご自分の生い立ちから話を進めていただきました。

滋賀県立ろう話学校時代の高等部生徒会長の時に、学校に対して、環境改善の3つの訴えをし、始業式ボイコットをした話や、相談員の時に出会った、ろう夫婦とのことなど、ろう運動に関わるきっかけなどを話していただきました。当時は、手話ではなく、手真似と言われていたことや、先生たちは猿まねと言っていたことなども話していただきました。

手話サークルの基本は、ろうの問題を一緒に学ぶという姿勢で立ち上げ、映画館で手話劇を演じて参加者にみてもらったそうです。なぜ、手話通訳者はケイワンになるのかを考えるようになったこと。労災認定までの経過を記した「手話はいのち」の本の紹介をしながら、一緒に活動していた手話通訳者の話をしていただきました。滋賀医科大学垰田医師の診察の結果「頸肩腕障害」と診断され、一年半かかって労災が認められるまで、全通研も一緒に戦いました。

その後、「よりパン」の作成に取り掛かり、通訳依頼の前に必要なこと、通訳交替の基準、通訳の立ち位置なども考えて作ったので2年かかったと話していただきました。伊東委員長と市川委員長との思い出話もユーモアをまじえながら語っていただきました。本音でぶつかるのは大切だとも話していました。全通研会員の高齢化や将来の手話通訳にも触れ、完璧な手話通訳者はいませんと話されました。

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第2講座 講師大矢暹氏と手話通訳者の打ち合わせ。

 

第2講座 テーマ:「戦後70年と聴覚障害者の暮らし」

   講 師:大矢 暹氏((社福)ひょうご聴覚障害者福祉事業協会 理事長)

 

13:00~午後の講座が始まりました。

まず、参加者に「みなさんも今日は目的があって、集まってきてくれていると思う」と、投げかけがあり、淡路ふくろうの郷に入所されている、長崎の山崎栄子さんの話から始まりました。認知症にはなったけれど、平和活動を続けていくのが彼女の「役割」だと思うと話されました。他の入所者も、ろう者であったがために受けてきた辛い経験を話していただきました。

その後、戦時中のろう者がどう扱われていたのかと、話が進みました。国民優生法が戦時中に制定されたが、いわゆる断種法であったこと。子供を産むことができず、人形が僕の子供ですと話すろう者は、兄に言われて病院に行ったそうです。断種というのは、最初から作れないということです。知識もなく、親族に言われたまま行い、後に知ったと言うろう者もいると話されました。多くのろう者が、いかに理不尽な人生を強いられてきたかを話していただきました。平和でない時代がきたら、手話通訳のみなさんはどうしますか。連盟から言われたら戦争に行きますかと問われました。今、考えなければならない山積する宿題をいただいた気がしました。

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大矢氏の話を是非聞きたいと、東京から参加していただいた前田さん。今は聞こえなくなって、あらためて聞こえない人たちの気持ちが分かるような気がすると発言されていました。

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講演後に、参加者が購入した本にサインをする大矢氏

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司会の岡野理事から、誰でも「役割がある」ことを胸にお帰りくださいとあいさつがあり終了。みんなで会場の片付けです。

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片付けも終わり、岡野理事からみなさまへの感謝のお礼をして、無事に終了となりました。

 

手話通訳のみなさま、地域要員のみなさま、三重支部のみなさま、お世話になりました。

今日、いただいた宿題を胸に刻み、また明日から活動に励みましょう。

 

(文・写真/全通研理事 荻島洋子)

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